燃えろ!太陽 [日本映画☆☆☆☆]
料金:0円(二本立ての二本目)
「酒井和歌子、内藤洋子に代表される、あの懐かしの東宝青春映画に、アナタは今再びめぐり合う!」。シネマヴェーラの「東宝青春映画の輝き」の一本。まずは、映画館発行のチラシから当作品の解説を引用。
<引用開始>
高校の英語教師の真介は、成績トップながら問題児の立川を更生させようと奮闘中。というのも、立川を退学させるといきまく底意地の悪い教頭に対し、自分が顧問をしているサッカー部に彼を入部させ鍛え直すと約束したのだ。サッカーを通して責任感や仲間の信頼を知った立川だったが、部員の丸山と同じ女生徒を好きになり…。どんな問題も若さと情熱で解決だ!という青春映画の王道。
<引用終り>
本日の期待の作品。見事期待に答えてくれた。大満足。まあ、俺は無条件で学園ものが好きなんだけど。(除く「ただいま放課後」)
またまた年男が登場。
またまたバカだが、シャイな熱血漢なナイスガイを好演。あんな老けた高校生はおらんがな。
和歌子さんが、ヒロイン役。その後、太陽学園の教師となる。
太陽学園の応援歌みたいなのが、本作の主題歌であるが、この学校は太陽学園ではなかった。海近くないし。
夏木陽介の教師は、若くて熱血漢のわりには、中村雅俊のそれと異なり、かなり冷静な男である。
お勧め度:☆☆☆☆ 熱血度:☆☆★ 俺度:☆☆☆☆
色即ぜねれいしょん [日本映画☆☆☆☆]
料金:0円(Club-Cテアトル会員ポイント利用) パンフレット:700円(買っていない)
『色即ぜねれいしょん』公式サイト
ムーブメントを創る男みうらじゅん原作のバカ高校生映画。
エロスクラップで有名なみうらじゅんだから、全身煩悩の塊の高校生を「アメリカン・パイ」のノリで描いた作品かと思いきや、流石「大島渚」のロックンローラー、ロック魂のある快作だった。
主人公の高校一年生、うじうじとしたNSPばりのフォークばかり作ると思ったら、最後は、開き直りロックンロールする。バカにされていたヤンキーにも一目おかれ、清清しいエンド。
「今、くすぶっているすべての人々へ。心熱くする青春映画、誕生。」のコピーに偽りはない。
監督の田口トモロヲは、カメオ出演していなのか?クドカンと大杉漣が出ているのに気がつかなかったけど。
お勧め度:☆☆☆☆ ロック度:☆☆☆★ 俺度:☆☆☆☆
パコと魔法の絵本 [日本映画☆☆☆☆]
料金:0円(TOHOシネマズ会員シネマイレージカードのポイント使用) プログラム:600円(買っていない)
『パコと魔法の絵本』公式サイト
連続で少女主演作品を観ている・・・
で、「クリスマス・キャロル」を幼少の頃読んで、えらく感動した者です。
『嫌われ松子の一生』『下妻物語』とヘンテコ映画の監督中島哲也の新作。
CG、手作り合わさった派手派手の映像のファンタジー映画。
素晴らしい作品だ。今年の日本映画ナンバー1(たぶん)確定。
プロットは、明らかに「クリスマス・キャロル」。
子供を相手にしていない上に、シュールすぎて面白くないギャグ。
子供にも受ける劇中劇の映像。
あまりにあざとい反則技である卑怯なオチ。
まるで本人そのままなキャスティング。
非の打ち所がない。
何をやっても役所広司の人は、今回はそれほど役所らしくなかったことも付け加えておこう。
(メイクだけか?)
お勧め度:☆☆☆☆ 役所度:☆★ 俺度:☆☆☆☆
メイキング オブ 「パコと魔法の絵本」と「いつもワガママガマ王子」
- 出版社/メーカー: よしもとアール・アンド・シー
- メディア: DVD
パコと魔法の絵本 PHOTO STORY BOOK (ぴあMOOK)
- 作者:
- 出版社/メーカー: ぴあ
- 発売日: 2008/08/29
- メディア: ムック
パンダコパンダ [日本映画☆☆☆☆]
料金:1000円(Club-Cテアトル会員料金) パンフレット:800円
『パンダコパンダ』公式サイト
「パンダコパンダ」「パンダコパンダ 雨ふりサーカス」の二本立て。両方とも正味35分ほど。
すごく平和な作品。とてもいい気分。
「パンダコパンダ」の物語の終わらせ方も素敵。
文句なし。
しかし、客は6人だった。
お勧め度:☆☆☆☆ 平和度:☆☆☆☆ 俺度:☆☆☆☆
きみにしか聞こえない [日本映画☆☆☆☆]
2007年7月11日(水) 20:45~ シネマGAGA!
料金:1300円(レイトショー料金) パンフ:500円
贔屓の璃子ちゃんの作品。今週で上映終了なので、慌てて見に行った。ワーナー・マイカルとかシネマGAGA!(レイト)というかなり限られた公開。この名作に、かなり不当な扱いである。
例によって、ほとんど前知識無しで見に行った。乙一の原作とは、知らなかったから読んだわけが無い。MOVIE WALKERとかで見た画像からは、田舎を舞台にしたスロー・ムービーではないかと、思い込んでいた。
そしたら、「リメンバー・ミー」「イルマーレ」だった。乙一が影響受けたかは知りませんが。「リメンバー・ミー」が20年くらい、「イルマーレ」が2年くらい(だったか)の時空を超えた話だったが、こっちは、たった1時間。どう決着をつけるんだろうと考えていたら、とてもうまい処理をしやがる。
また、「リメンバー・ミー」が無線、「イルマーレ」がポストと何らかの媒体を介しているのだが、こちらは脳内携帯電話。最初は、電波かよ!と思ったのだが、今となっては「なるほどな」という感じだ。
それらの詳細含めて、書いておきたいことが、珍しく色々あるんだが、ことごとくネタばれになるので封印する。
ただ一言、この作品、2度泣ける。それぞれ違った意味で。俺様は、周りに人が結構いたので、頑張って泣くの我慢したのだが、周りに人がいない状態で見ていたら、大変なことになっていたに違いない。
監督は、新人だそうだが、たいした演出力である。
あー、この作品を絶賛している自分が、恥ずかしくなってきたぜ。
(言っておくけど、俺は韓国ラブストーリーが好きだよ。悪かったな。「バンジージャンプする」除いてだがな。)
欠点をあげるとすれば、前半の璃子ちゃんは、変な髪形にするとか、若干工夫があったほうが良かったな。
お勧め度:☆☆☆☆ 不当な扱い度:☆☆☆☆ 俺度:☆☆☆☆
↓オリジナル。実は見ていない。
↓フッキーでリメイク。こっちは見た。
↓オリジナル。かなり好きな作品だ。DVD買っていないけど。
↓このリメイクは、役者に抵抗があって見なかった。評判悪くないみたいだけど。
↓高田延彦が出演していたので、思い出した。去年の俺様のNo.1作品。
二十四の瞳 [日本映画☆☆☆☆]
3月18日(日) 18:10~ 東劇
料金:1300円(チケットぴあで前売り購入) パンフ:900円
かの有名な名作のデジタル・リマスター版。ではあるが、ところどころ音声の聞き取り難い部分があった。パンフが900円と高いが、シナリオも収録されているので、後で補完しようと思う。
作品に関してコメントをするなどおこがましいのだが、一つだけあげると、映画は小学唱歌に溢れていて、ある意味ミュージカルだと言える。久しぶりに聞いてみると、以外にいいもんだぜ。滝廉太郎とか。
(3月19日追記)パンフ見て知ったんだが、大石先生の亭主となるナイスガイな海の男、死神博士の若き日だった。驚いた!
いずれにせよ、ニートなどという選択肢を持ち合わせている若造は必見の作品だ。子供たちの苦労を感じ取れ。
今後も昔の映画を、松竹に限らず劇場で上映して貰いたいもんだ。特に東映の変な作品。
お勧め度:☆☆☆☆ 貧しい度:☆☆☆ 俺度:☆☆☆★
俺にとっての先生は、こいつ。
こっちじゃなくて。