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戦争を知らない子供たち [日本映画☆☆]

2010年2月19日(土) 19:05~ シネマヴェーラ渋谷
料金:0円(二本立ての二本目)

「赤軍派以降、学生運動が退潮していく中、若者の間にはシラケムードや刹那的な雰囲気が漂っていた。この頃作られた青春映画には、社会を浮遊する若者の痛ましさや切なさが描かれている。藤田敏八によって一躍時代のアイコンとなった秋吉久美子、単なるアイドル映画を超えて社会の底辺で苦悩する若者像を確立した郷ひろみ、原田芳雄や桃井かおりなど、時代を代表するスターも勢揃い。DVD化されていない作品も多い70年代青春映画を是非どうぞ!」。シネマヴェーラの「70年代の青春:鬱屈と混沌と」の一本。まずは、映画館発行のチラシから当作品の解説を引用。

<引用開始>
同名のヒット曲(作詞・北山修、作曲・杉田二朗、歌・ジローズ)をもとに、大和屋竺 、藤田敏八らが脚本を担当した作品。停学処分をくらった高校生の一郎、博、麗子は抗議活動を行うものの学生たちに無視され、なんとはなしに当てのない旅に出るのだが・・・。戦後生まれのシラケ世代といわれる彼らの無意味に見える行動に潜む心情を描く。
<引用終り>

そのあまりに有名な歌から、爽やかな青春映画なのかと思った。
当てのない旅とかいうから、ロードムービーの要素もあるのかと思った。

無意味に見える行動があるだけで、潜む心情などない、説教でもかましてやりたくなる駄目な若造の映画に過ぎなかった。
当てのない旅って、旅芸人一座に勝手にやっかいになるだけだぞ。そこから、なかなか動きやしない。

クライマックスのお祭り騒ぎは、何を象徴したのか意図が不明だが、ダラダラと喧しく長すぎる。最後のオチもちんけ。

収穫は、酒井和歌子さんが熱血女教師(しかし、空回り)で出てきたことだけ。女子高生にスーツをひん剥かれ、ブラが少し見えるサービスカットあり。嬉しいというか悲しいというか。

ニュープリントなのか、フィルムが綺麗。

お勧め度:☆☆ 無意味度:☆☆☆★ 俺度:☆☆




ジローズ登場/戦争を知らない子供たち(紙ジャケット仕様)

ジローズ登場/戦争を知らない子供たち(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2003/06/27
  • メディア: CD



劇中、麗子(加藤小夜子)が酔っ払って、踊りながら歌う鼻歌のメロディー。


上の作曲者の加藤和彦さんは、残念ながら去年亡くなったのだが、彼の偉大な功績のひとつは、サディスティック・ミカ・バンドだろう。


こんなカッコいい連中にロンドンに招かれたんだぜ。


30年後


Roxy Music - Siren - Love Is the DrugRoxy Music - Siren - Love Is the Drug

Siren

Siren

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Virgin UK
  • 発売日: 2000/02/25
  • メディア: CD



タグ:青春映画
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