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マタンゴ―最後の逆襲 [書籍]
即効で読める、字数が少ないホラーを書く吉村達也(推理小説がベース)だが、本作は字数も頁数も多い大作。
1963年の東宝映画「マタンゴ」を題材に、現代および近未来の話を作った。
放射能汚染された特殊キノコ「マタンゴ」。食うと発症し、体中にキノコ上の腫瘍ができ、最後は怪人マタンゴになってしまう。ヨットで航海に出たが、暴風雨で無人島に流された7人の男女、彼が着いたのはマタンゴの島だった。
というのが、東宝映画の「マタンゴ」。
それから40年後。樹海の中にボロボロのヨットとその周りに巣くうキノコの怪人がいるという都市伝説の検証に来た男女7人。物凄い濃霧になると、虹色の触手みたいなものが、樹海から誘うように出てくる。それにつられて中に入っていくと伝説は本当だった。
10年後、彼らはその時の記憶を失い・・・
スペース・シャトルで宇宙に出るし、戦闘ヘリ、戦車は出撃するし、要人は簡単に暗殺されるし、かなりスケールの大きい作品となっていた。
お勧め度:☆☆★ 陰謀度:☆☆☆ 俺度:☆☆☆
「私・湘南マタンゴ娘」という歌があるのだが、Youtubeでは発見できず。
2009-07-13 23:30
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いきなり水野久美が歌ったりする、
あの『マタンゴ』の続編みたいな小説ですか?
これは気になる。
by CORO (2009-07-22 20:56)
>COROさん
続編の位置づけです。
あの事件が大前提になっています。
水野久美の歌は忘れてしまいましたが、本作も「アカシア」がどおたらという歌が何回か出てきます。
by バラサ☆バラサ (2009-07-24 21:35)