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ブタがいた教室 [日本映画☆☆☆]



2008年11月12日(水) 20:50~ チネ5
料金:1200円(レイトショー料金) プログラム:600円(未購入)

『ブタがいた教室』公式サイト

豚を飼育し、食べる。
大阪の小学校での実話。飼った動物を食べることが出来るのか。葛藤することで、「食べること」を考える。
小学生たちには、脚本が渡されず、撮影の180日間、自分の思いや意見を考え、ぶつけたとのこと。

小学生や小学教師必見の映画に仕上がった。
原田美枝子の校長、妻夫木の主役教師、なによりも大杉漣の教頭が素晴らしい。大杉漣、柳生博以来の教頭の似合う役者認定。田畑智子は、どうでもいいや。

ただ、大人が食を考えるのであれば、本作よりも、「いのちの食べかた」を見ることをお勧めする。
こちらは、寧ろ教育を考える映画であろう。人の意見を聞かせようとする、妻夫木演じる教師の姿勢が素晴らしい。結論を急ぐ上に朝令暮改な俺には、とても出来ない業だ。

お勧め度:☆☆☆ 大杉教頭度:☆☆☆ 俺度:☆☆☆

↓原作。原案。

豚のPちゃんと32人の小学生―命の授業900日

豚のPちゃんと32人の小学生―命の授業900日

  • 作者: 黒田 恭史
  • 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
  • 発売日: 2003/06
  • メディア: 単行本


↓映画との関係はないけれど。

豚トントンの一生―生まれて、育って、そして食べられるまで

豚トントンの一生―生まれて、育って、そして食べられるまで

  • 作者: 本山 ちさと
  • 出版社/メーカー: 海苑社
  • 発売日: 2002/10
  • メディア: 単行本



最後は、「食う」派の一人の父親(焼肉屋のようだ)が、Pちゃんを捌いて皆で食うのか、少しだけワクワクしていたのだが、流石にそこまではしなかったなぁ。それは、小学生にはやり過ぎか。

↓「いのちの食べかた」シアター・イメージフォーラムで異例のロングランだった。

いのちの食べかた

いのちの食べかた

  • 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
  • メディア: DVD


「しのちの食べかた」の過去の記事はこちら
↓豚を飼うというと、これを思い出した。

Jドリーム (1) (講談社漫画文庫)

Jドリーム (1) (講談社漫画文庫)

  • 作者: 塀内 夏子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2002/03
  • メディア: 文庫



タグ:実話
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コメント 6

マヌカン☆

この映画 予告編で見たのですが見に行く勇気が出ないんです(苦笑)
by マヌカン☆ (2008-11-13 22:15) 

バラサ☆バラサ

>マヌカン☆さん

勇気を出して行ってみましょう。

by バラサ☆バラサ (2008-11-17 01:14) 

キキ

こんにちは。
「いのちの食べ方」は予告を見た段階で行けませんでした。
さすがにとんかつになって出てくることはなかったんですが、トラックで運ばれるPちゃんは切なかったです。
そこは実際のドキュメンタリーに忠実につくられていたみたいですね。
いろいろ考えさせられました。
by キキ (2008-11-23 11:11) 

バラサ☆バラサ

>キキさん

「いのちの食べかた」の映像は、強烈ですからねぇ。

賛成派のオヤジが捌いてしまうのかと思ったりもしましたが、流石にそんなことは無いでしたね。そっれでも、トラックに乗せられる時、「ピギー!」と鳴く様は、「いのちの食べかた」を思い出しました。
by バラサ☆バラサ (2008-11-25 02:24) 

non_0101

こんばんは。
子供たちの真剣な姿に胸を打たれました~
あれだけ真剣に話し合うという経験はなかなか出来ませんね。
そして、子供の頃にこれだけ真剣に命と向き合うのというのも。
当時のドキュメンタリーも観てみたいです。
by non_0101 (2008-12-09 00:16) 

バラサ☆バラサ

>non_0101さん

つたない論理ですけど、自分の言葉で話しているのがいいですね。かなり抱いたんですが、いい教育だと思います。
ドキュメンタリー見たいですね。
by バラサ☆バラサ (2008-12-09 19:03) 

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