猛鬼食人胎 The Demon's Baby [亜州映画☆]
2010年5月5日(水) DVD
これも香港の格安サイトbuyoyo.comで1000円以下で購入。Region All、字幕は英語。
日本でのソフトは見当たらなかった。
冒頭怪しい映像とナレーションが入る。「5体の悪魔が存在する。妊婦から、この世に復活する能力を持つ。高層が5つの壷にそれぞれを封印し、正面に黄金の仏像を添えて、この世に出てこれないようにし、地下に埋めた。」
将軍が、部下を使って、その仏像や壷を掘りあえてて、家に持ち帰る。帰る途中も、家に設置してからも、偶然、仏像が封印壷の正面にくる形になり、何も問題は起こっていない。
この将軍、家に3人も妻がいる。新しくもう一人迎えて4人になる。その宴の料理を説明する屋敷の料理人。こいつが主人公らしい。ジミー先生みたいに貧相な顔をしている奴だ。
ちなみに将軍は、「南洋十大邪術」のタートルヘッドになったおっちゃんと同じ顔をしている。同じ顔もあたりまえで、同一人物だった。彼の名前は、徐錦江チョイ・ガムコン(Elvis Tsui)。その怪異な容姿を生かしてか、三級片やらチャウ・シンチーやら、やたらと沢山出演している。
将軍の使用人筆頭が夫人の何番目かと浮気をするが、婦人の使用人に見られ、つい殺してしまう。
翌日、料理人と彼女が釣りをしていると、その死体が流れてくる。「誤って川に落ちて死んだのだ。」との使用人筆頭の意見で、「もみ消しておけ」と将軍。死体を死体置き場みたいなところに運ぶ料理人と友人。死体置き場に運んだら、キョンシーになってしまった。慌てふためくところ導士登場で、助けてくれる。何と導士は、怪人アンソニー・ウォンだ。
さて、将軍の使用人筆頭が、黄金の仏像を偽物と変えて持ち帰ってしまう。夜な夜な将軍のイベントがあるのだが、いつもイヤラシイ顔だががより一層将軍の顔つきが変だ。将軍に悪魔が憑依し、イベントで順番に将軍の妻4人の腹に、悪魔が潜りこんでいったようだ。
最後の一体はというと、主人公らしい料理人の彼女。屋敷の第4夫人に仕える使用人だったが、何の誤解かで第2夫人の怒りを買い、百叩きの挙句放逐されてしまった。屋敷には内緒で、料理を彼女に運ぶ料理人。結婚の約束を交わし、とりあえず屋敷に戻るという。その時、料理人に悪魔が憑依し、彼女を押し倒す。
4人の夫人の腹も大きくなると、いきなり腹が縦に割れ、悪魔の胎児が歯をむき出しで登場。まだ成長していないのか、外には出られないらしい。腹の中に使用人の頭を入れ、胎児に貪り食わせ始める。
高僧を呼んできたが、一撃で粉砕される始末。
アンソニー・ウォンなら助けてくれると友達に呼びに行かせる料理人、さて・・・
と、面白くも何とも無いストーリーの上、まったくもって怖くない。腹が裂けて見える悪魔の胎児の様子も手作り感爆発だ。こんなんで、真面目にホラーをやっているものだから困ってしまう。ゾンビでなくてキョンシーなのは、最初ふざけているのかと思ったが、中国はゾンビ=キョンシーだから、あれも大真面目なシーンなんだろう。
そもそも、物語の半分くらいはチンタラと事件もほとんど起こらず(キョンシー事件くらい)、残りの時間は、ショボイバトルが行われるだけだ。
1998年の作品だが、冗談のような特殊効果は、狙ったものなのだろうか。それにしても、話に笑えるところが何もないし。
製作にバリー・ウォンの名前があるのだが、このおっさんは、この頃にもう終わっていたな。
と、悪口しか書いていないが、個人的には、悪魔の胎児の造型は好きだ。「悪魔の赤ちゃん」みたいなレトロな作り物感がいい。VFXは、CGよりミニチュアや被り物が好きなので。
スカパー!の「MATVムービーアジア」というチャンネルで「デモンズ・ベイビー(猛鬼食人胎)」という名で放送されたことがあるようだ。このチャンネル、とてつもなく魅力的なラインアップが目白押しなんだが。
お勧め度:☆ キョンシー度:☆☆ 俺度:☆☆
↓関連作品
ラリー・コーエン先生の傑作。観ていないけど。
これも香港の格安サイトbuyoyo.comで1000円以下で購入。Region All、字幕は英語。
日本でのソフトは見当たらなかった。
冒頭怪しい映像とナレーションが入る。「5体の悪魔が存在する。妊婦から、この世に復活する能力を持つ。高層が5つの壷にそれぞれを封印し、正面に黄金の仏像を添えて、この世に出てこれないようにし、地下に埋めた。」
将軍が、部下を使って、その仏像や壷を掘りあえてて、家に持ち帰る。帰る途中も、家に設置してからも、偶然、仏像が封印壷の正面にくる形になり、何も問題は起こっていない。
この将軍、家に3人も妻がいる。新しくもう一人迎えて4人になる。その宴の料理を説明する屋敷の料理人。こいつが主人公らしい。ジミー先生みたいに貧相な顔をしている奴だ。
ちなみに将軍は、「南洋十大邪術」のタートルヘッドになったおっちゃんと同じ顔をしている。同じ顔もあたりまえで、同一人物だった。彼の名前は、徐錦江チョイ・ガムコン(Elvis Tsui)。その怪異な容姿を生かしてか、三級片やらチャウ・シンチーやら、やたらと沢山出演している。
将軍の使用人筆頭が夫人の何番目かと浮気をするが、婦人の使用人に見られ、つい殺してしまう。
翌日、料理人と彼女が釣りをしていると、その死体が流れてくる。「誤って川に落ちて死んだのだ。」との使用人筆頭の意見で、「もみ消しておけ」と将軍。死体を死体置き場みたいなところに運ぶ料理人と友人。死体置き場に運んだら、キョンシーになってしまった。慌てふためくところ導士登場で、助けてくれる。何と導士は、怪人アンソニー・ウォンだ。
さて、将軍の使用人筆頭が、黄金の仏像を偽物と変えて持ち帰ってしまう。夜な夜な将軍のイベントがあるのだが、いつもイヤラシイ顔だががより一層将軍の顔つきが変だ。将軍に悪魔が憑依し、イベントで順番に将軍の妻4人の腹に、悪魔が潜りこんでいったようだ。
最後の一体はというと、主人公らしい料理人の彼女。屋敷の第4夫人に仕える使用人だったが、何の誤解かで第2夫人の怒りを買い、百叩きの挙句放逐されてしまった。屋敷には内緒で、料理を彼女に運ぶ料理人。結婚の約束を交わし、とりあえず屋敷に戻るという。その時、料理人に悪魔が憑依し、彼女を押し倒す。
4人の夫人の腹も大きくなると、いきなり腹が縦に割れ、悪魔の胎児が歯をむき出しで登場。まだ成長していないのか、外には出られないらしい。腹の中に使用人の頭を入れ、胎児に貪り食わせ始める。
高僧を呼んできたが、一撃で粉砕される始末。
アンソニー・ウォンなら助けてくれると友達に呼びに行かせる料理人、さて・・・
と、面白くも何とも無いストーリーの上、まったくもって怖くない。腹が裂けて見える悪魔の胎児の様子も手作り感爆発だ。こんなんで、真面目にホラーをやっているものだから困ってしまう。ゾンビでなくてキョンシーなのは、最初ふざけているのかと思ったが、中国はゾンビ=キョンシーだから、あれも大真面目なシーンなんだろう。
そもそも、物語の半分くらいはチンタラと事件もほとんど起こらず(キョンシー事件くらい)、残りの時間は、ショボイバトルが行われるだけだ。
1998年の作品だが、冗談のような特殊効果は、狙ったものなのだろうか。それにしても、話に笑えるところが何もないし。
製作にバリー・ウォンの名前があるのだが、このおっさんは、この頃にもう終わっていたな。
と、悪口しか書いていないが、個人的には、悪魔の胎児の造型は好きだ。「悪魔の赤ちゃん」みたいなレトロな作り物感がいい。VFXは、CGよりミニチュアや被り物が好きなので。
スカパー!の「MATVムービーアジア」というチャンネルで「デモンズ・ベイビー(猛鬼食人胎)」という名で放送されたことがあるようだ。このチャンネル、とてつもなく魅力的なラインアップが目白押しなんだが。
お勧め度:☆ キョンシー度:☆☆ 俺度:☆☆
↓関連作品
悪魔の赤ちゃん2 & 悪魔の赤ちゃん3/禁断の島 [DVD]
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- メディア: DVD
ラリー・コーエン先生の傑作。観ていないけど。
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