蟻の兵隊 [日本映画☆☆☆]
5月20日(日) 19:10~ キネカ大森3
料金:1000円(テアトルClub-C会員料金) パンフ:800円
日本降伏後も中国に残り、しかも上層部の指示で国民党系軍閥と共に共産党と戦っていた日本兵がいた。その数2600人、延べ4年間に渡る戦争での死者は600人。帰国後、日本は無条件降伏、武装解除を受け入れていたとのことで、政府としては存在を認めることはできない。彼らは、「勝手に」戦争を続けたとされ、何ら補償を受けられなかった。そして彼らは、恩給支給を求め最高裁に上告した。
この元残留兵の一人が、最高裁に出すべき証拠を求めて、真実に肉薄していくドキュメント。真実を求め、自ら舞台であった山西省に出向く。そこで気が付く、今だ日本軍の兵士の発想をしてしまうこと。そして思い出す自分や他の日本兵が犯した罪。
真実たる証拠にたどり着いたのだが、最高裁は上告を棄却。
ドキュメンタリーだから現実は冷たい。
この大戦には分からないことが多すぎる。
お勧め度:☆☆☆ 真面目度:☆☆☆☆ 俺度:☆☆☆★
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