2013年11月24日(日) 14:05~ TOHOシネマズららぽーと横浜9
料金:0円(フリーパスポート) パンフレット:未確認


他愛の無いデートムービーだが、職人監督なので及第点。

『すべては君に逢えたから』公式サイト

フリーパスポート19本目。

「バレンタインデー」とか「ニューイヤーズ・イブ」と同じ、イベント日での恋愛オムニバス。

この主の映画は、そうそうハズレは無く、他愛のない話ではあるが、デート・ムービーにはうってつけだ。
何といっても、女性のほうが、総じて男より人柄がいいので、これに文句つける女性は少ないと思われる。
逆に言うと、男が格好つけてケチをつけがちな内容ではある。

この手のオムニバスは、人物がクロスオーバーするものだが、どうにも中途半端で、特に、時任のエピソードにおける嫁大塚寧々と玉木は姉弟なのだが、電話で会話するだけで、後は何の絡みも無い。

倍賞千恵子とか遠距離恋愛にいたっては、全く独立したエピソードなので、姉弟の設定は不要だったな。

あ、倍賞千恵子のケーキ屋の客が時任だった!
遠距離恋愛も時任と絡んでいるかって?時任は元東北新幹線の運転手だ!
何と世界は、時任を中心に回っていた!!!
全エピソード、クロスオーバー。

そして、玉木は、タクシーの後部座席で、律儀にシートベルトをする。映画だから仕方ないのかもしれないが。あんな偉そうな奴が、シートベルトするなんて。(念のため、玉木が偉そうなのでなく、玉木の役の奴。)

遠距離恋愛の娘は、ほんわかして可愛いのだが、モーニング・コール攻撃や、何時でもいいから電話しろとか、LINE(なのか)に只管メッセージとか、鬱陶しくて無理だ。

最初のデートで観る映画に「カサブランカ」を推奨するセンスも戴けない。あれは、相当に自分勝手でナルシストのチビのオヤジが主人公の映画だぞ。(生涯の10本の作品に入るのだけど。)

しかし、正直言って、相当楽しめたよ。
「ニューイヤーズ・イブ」が評価の高い(除く、サラ・ジェシカ・パーカー)俺としては。

お勧め度:☆☆☆ 世界の中心は時任度:☆☆☆★ 俺度:☆☆☆