2009年3月16日(月) 18:50~ TOHOシネマズ川崎7
料金:0円(シネマイレージカード ポイント使用) パンフレット:未確認


少年メリケンサック スタンダード・エディション[DVD]

  • 出版社/メーカー: VAP,INC(VAP)(D)
  • メディア: DVD



『少年メリケンサック』公式サイト

最近の東映は芸風が変わった。以前の東映には無いセンスの映画。
宮藤官九郎の新作。ロックバンド映画。

ロックバンドには、ツアーがつきものであるから、必ずロードムービーになる。
ロードムービーには名作が多い。

ということで、ロックバンド映画には名作が多い。

「スティル・クレイジー」「バンディッツ」というバンド映画の名作は、ジーンとくるところもある。

が、本作はコメディだった。しかも、かなりバカバカしい。ジーンとくるところなんぞ皆無。
このノリが合う人間にはいいが、ノレないとかなり辛い作品かもしれない。

俺には、ロック好きでもあるしで、痛快に楽しい作品だった。有名無名多くのロッカーが出ているし。

中年がひょんなことから、25年ぶりにパンクバンドを復活させる。リーダーは、コメディづいてる佐藤浩市。ディレクターらしきものに、宮崎あおい。その他、犬塚弘の爺さんや哀川翔兄貴などの脇役まで、超豪華キャスト。

バカなことを極めて真面目に演じている。
以前の日本の中途半端コメディには無かった姿勢でないだろうか。「ヤッターマン」もそうだったが、素晴らしいことだ。
ちなみに、バカなことを熱く演じる奴は、あまり好きでない。例、阿部サダヲ。

特筆すべきは、すべての音楽の出来がいいこと。
特に、宮崎あおいの彼の作る歌。中身の無い屑扱いされているフォーク調ラブソング。あんなに酷い歌を作れるのは凄い才能だ。

お勧め度:☆☆☆ ロック度:☆☆☆☆ 俺度:☆☆☆★