2022年11月16日(水)
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いいとこ、カルト

大昔、テレビ東京ならぬ東京十二チャンネルで観て、あまりのつまらなさに愕然としたが、最後、赤子で終わる謎展開に呆れ、その記憶しかない。かの山崎ハコの唄さえもインパクトを無くす凄さだった。
日活の巨匠によるホラー仕立ての不出来なこの淫行ポルノは、若き日の原田美枝子がエロイだけのクソつまらない映画だ。本作をテレビで見た後、石井先生のショボいリメイク、中川先生の元祖の唯一のまともなものを観たが、この超どうしようもないものを再見したくて東映ジャンクに期待したが、そこには見当たらずであったが、ユーネクストで発見し、見事視聴に至ったが、全くの時間の無駄だった。1970年代の日本の文化はアニメ(ライディーンとかボルテスとかダイターン3とかダイモスな)と創世記のロック(ミカバンドとかオズな)以外は、クソなんだが、その象徴のような映画だ。とにかく、眠いだけで辛い。東映の映画で記録的な不入りだったという。同じ不入りでも東宝の「幻の湖」は、あんなに面白いのに。

この日活の巨匠の映画は、傑作と評される『青春の蹉跌』を見ているが、これもつまらなかったよな。が、まだ、話が分かる分マシだ。

愚作『吸血鬼ゴケミドロ』で妙に魅力的だった佐藤友美さんの名前をオープニングで発見、異常にエロい期待をしてしまうも発見できず。途中出てきた脇役中の脇役の尼さんの役だったそうだ。折角の話の挽回のチャンスなのに。

推奨後:☆★ 地獄度:☆ 俺度:☆