現、上野オークラかと思われる。所謂ハッテン場の殿堂ではないか。伝説の世界傑作劇場の下にあった。何故にこんなところに行ったかというと、巨匠石井輝男先生の「地獄」が上映されたからで、「地獄」には、我らげ原口智雄監督が格安で特殊造形に参画していたのだ。当時は、まだ、世界傑作劇場も健在で、「義経伝説」というのを上映していたような。上野スタムービーは改装し、一般映画館となった時だと思うのだが、元々湯ピン館だったと思われ、ちょっと客層が怪しいなと感じた。(石井先生の映画の客としても)。中坊に新宿のハッテン映画館で洋画2本立てを観ていたような強者の小林和仁氏に引率され男3人で言ったが、傑作劇場の下にあることもあり、ちょとびくびくだったよ。上映前にコスプレお嬢ちゃんのアイスの場内販売とか雰囲気を変えようとの努力もあったが、しょせん傑作劇場の下だけあって、普通の映画(「地獄」が普通か?)を、わざわざこんなところで観る奴もいないだろうで、あっという間に閉館し、恐怖の館上野地下特選とともに。上野オークラが。引っ越してきたとのこと。某弁護士が終電のがして、上野オークラで仮眠をとろうとするもゲイに狙われ眠られずに逃げたというカルチャーの場所ですからな。でもオークラの移転で傑作劇場は閉館した模様。