2013年10月13日(日) 18:10~ キネカ大森2
料金:1300円(テアトルシネマグループ会員割引) パンフレット:未確認


塚本晋也にでもなりたいのか、ベルイマンにでもなったつもりか

『Miss ZOMBIE』公式サイト

したり顔でドヤ顔をしているであろうSABUに、思い切り罵声を浴びせたい。
元来好きでない作家であるSABU。
いや、「アンラッキー・モンキー」と「MONDAY」、「うさぎドロップ」しか観ていないのだがね。
「うさぎドロップ」で、手堅く纏めた映画を作れる器用さを見せ、結構いけるかもしれないと見直したSABUであるが、独りよがりな作家性に走った本作は、全くダメだった。

AIDSだとか、なんだとか差別がテーマなのかと思いきや、ゾンビは意思を持ち始め、高速で動くは、復讐は果すは、と謎の展開を見せる。
少し血を流しただけで、2日間ぐらい意識を失っていた(ただし、ソファーに放置)の嫁が暴走し、パートカラーのクライマックスへ。昔のピンク映画かよ。

何が何だか判らないのだが、上映中、腹を立てっぱなしなので、眠くならない。
15分程度のストーリーを長いものにする、人物アップの異常な長回しさえも、苦痛より怒りが勝る。

映画の途中、亭主がため息をつくが、「ため息をつきたいのは、こっちのほうだ。」

こんなものより「ウォーム・ボディーズ」を観るべきだったのだが、既に上映が終わってしまった。

お勧め度:☆★ ゾンビ度:☆ 俺度:☆

上映に2度失敗し、開始が25分遅れることとなったキネカ大森、テアトル系の過去の前例として、招待券配布を期待したのだが、謝罪だけで獲得ならず。流石に、上映中の中断でなければ貰えないか。