2010年7月22日(木) 18:00~ シネ・リーブル池袋2
料金:1000円(Club-C会員料金) パンフレット:未確認

『宇宙ショーへようこそ』公式サイト

大々的宣伝で拡大公開し、順調にヒットを飛ばす2大巨頭のアニメの中、ひっそり小規模公開だが、何やら評判が高い。

田舎の分校(?)の子供たちが、夏休みに、学校泊り込みの合宿を行う。彼らが飼っていた行方不明のウサギを探しに山に行くとミステリー・サークルを発見。草むらに怪我をした犬がいて解放するが、そいつは日本語を解する宇宙人(?)であった。「犬じゃない!」と怒るので、人なんだろう。裸だけど・・・。
助けてくれたお礼にと宇宙へと招待されるが、そこで事件に巻き込まれてしまう。山葵のために。

田舎の分校であるが、「天然コケッコー」とは異なり、全員が小学生。2年から6年まで、一人づつ。
子供が主役なので、基本的には子供のための作品である。
が、精神年齢や嗜好が小学校4年から大きく変化していない俺には、十分楽しめる作品だった。

とは言え、子供ものとしては、話が長くて(140分くらいある)、少し退屈してしまうところがある。本当の子供には耐えられないで、キーキー言い出す恐れあり。

しかも、話が長い癖に説明不足なところもある。
特に、良く解らないのは、子供たちに協力する犬。
自分の星では教授のようだ。教授にしては、両親が若く、その家庭での位置づけも、高校生の息子レベル。2年生の幼女に惚れ、4年生と5年生の女子は眼中に無い。競馬(のようなもの)で一攫千金を狙うが、全部すってしまったようだ。重要な計画の一部だったのだが、なんら釈明をしていない。役人(宇宙センター職員)に目を付けられているようだが、過去に何があったのか。

一番解らないのは、悪役の本当の目的。大王を蘇生(?)させて、どうするんだっけ?

どうやら細かい設定が存在し、それらはパンフに書いてあるそうだが、マニアックな作品でもあるので、解析サイトが運営されることを期待。

小3男子と宇宙人の娘のラブストーリーが、ほのぼのと泣かせる。

ジブリとピクサーに興行収入、知名度、すべからく負けているが、内容的には、それ程は負けていない。粘って上映を続けてくれ!

観客は、すべて20歳前後の年齢に見受けられた。18~22くらい。
やはり、観客を選ぶ作品と言えようか・・・。

お勧め度:☆☆☆ 設定詳細度:☆☆☆★ 俺度:☆☆☆★