2010年3月14日(日) 20:20~ ヒューマントラストシネマ渋谷3
料金:1000円(Club-Cテアトル会員料金) パンフレット:未確認

『ボーイズ・オン・ザ・ラン』公式サイト

ロッキンローラー峯田和伸主演の脱力コメディ。
ライバル会社の営業に好きな女を遊ばれ捨てられた男が、アル中の元ボクサー(?)の会社の先輩のコーチを受け、髪の毛をトラヴィス状態にし、決闘に乗り込むが・・・

峯田和伸という人物は、それほど映画に出てはいないが、かなり使える男だ。本作でもまさに適役のように好演。

俺には色々な場面がかなりツボに入り、大声で笑いたかったのだが、何故か女性客の多い館内では、笑い声がほとんど聞こえない。まあ、かなり下品なネタが多いのであるが、声を出して笑えないのは、結構苦痛であった。

エンドロールまで知らなかったのだが、漫画が原作だそうで、知らなかったのだから、当然読んでいない。

原作をWikiで調べたところ、10巻もあるという。あの内容で10巻かよと思ったら、物語の途中までを映画化しているようだ。キャラクターとか解説を読むと映画は物凄い忠実である。よくも旨くまとめたものだと感心。
監督の名は、ハマの番長と同姓同名。初の商業映画作品だという。なかなか腕のいい奴だ。

ヒロインは、黒川芽衣なのだが、知られざる名作「青空のゆくえ」の頃に比べると、妙にすれてしまった・・・。
アル中の元ボクサー(?)は、例によって小林薫が飄々と演じる。
松田龍平が例によって、小生意気な若造を好演。現在、感じの悪い若者を演じさせたら右に出るものはいないだろう。

そのヒロインのちはるだが、漫画での設定を読むとカテジナ・ルースという人を思い出してならない。

峯田和伸の作である主題歌が素晴らしい。

お勧め度:☆☆☆ 下ネタ度:☆☆☆ 俺度:☆☆☆★

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