2009年3月11日(水) 21:40~ TOHOシネマズ川崎6
料金:1200円(レイトショー料金) パンフレット:800円(未購入)

『ヤッターマン』公式サイト

製作発表時から大コケ必至と噂され、深田恭子のドロンジョキャスティングには世間が騒然。
ビッグ・バジェットや有名人活用時には冴えない三池崇史。
ネガティブなイメージが多かったヤッターマン実写化。
ところがどっこい、公開後2日間の興行収入が4億5千万円と好調な出だし。

そこそこのヒット、チラシでの深田恭子の腕が細いこと。
期待と一抹の不安をかかえて観にいった。

素晴らしく良かったよ。
クダラナイことを極めて真面目に演技している。好感度の高い作品だ。

とても素晴らしい深田恭子のドロンジョのリードによる「天才ドロンボー」の歌と踊り。
「説明しよう」のナレーションや「ヤッター」の変身シーン。
木に登るブタを筆頭に緻密な小道具類。
原作愛が深く感じられる。
生瀬勝久のボヤッキーは秀逸。大泉洋のねずみ男と双璧。

CGは最初ショボく感じたのだが、作品の世界観にマッチしている。アニメっぽいところが逆にいい。
好きな奴には堪らない「スピード・レーサー」と同じ匂いの作品だ。

ただ、ストーリーがいつもの漫画原作実写版レベルなので、ひょっとしたら元ネタを知っていないと面白くもなんともない映画かもしれない。
いい加減、愛を無理に入れないで、筋に凝ってほしいものだ。

エンドルール終了後に「次回予告」のオマケがある。途中で席を立たないように。

いずれにせよ、ここのところ不調の三池崇史、「ゼブラーマン」以来の大アタリである。俺にとっては。
三池くん、「うる星やつら」もいってみる?(キャスティングしてみた。中学生並みのセンスが恥ずかしい。)

お勧め度:☆☆☆ 原作忠実度:☆☆☆ 俺度:☆☆☆★
最近、テレビで見た福田沙紀が本作の時の1.5倍くらいに膨張していた。大丈夫か!?
深田恭子の腕もプニプニに戻ったのだろうか?