2月2日(土) 12:55~ シネマヴェーラ渋谷
料金:0円(二本立ての二本目) パンフ:非売
ポスターなど見つからないので、主題歌のレコード・ジャケット
シネマヴェーラの「特殊学園Q」というヨロズ学校物特集の一つ。まずは、映画館発行のチラシから当作品の解説を引用。
<引用開始>
私立の名門校・青雲学園は神竜剛次を筆頭に札付きのワルどもが学園を牛耳っていた。校長・白井は苦悩の末、少年院帰りの流全次郎を特待生として迎える。神竜は流の学園追放を宣言し、見せしめとして生徒会々長にリンチを加える。やがて神竜VS流の戦いは学園全体を揺るがす大騒動となり…。相撲部主将・大田原、ボクシング部主将・木崎、空手部主将・田丸、そして柔道部主将・熊沢ら四天王など猛者揃いの生徒たちも必見!
<引用終り>
「ペンヤメンタ学院」とのカップリングの理由が皆目検討つかない。
雁屋哲・作、池上遼一・画の漫画が原作。不良とか少年刑務所が、「男」(「漢」では無い)であった古き良き時代の作品だ。漫画は、どんどんスケールが大きくなって10数巻の長編として大作になったんだが、映画は、漫画の文庫版の1巻分に無理やり結末をつけて終わっている。しかもまあ、シナリオがほぼ原作に忠実なものだから、中途半端な観がいなめない。なんと、涼子が吊るし柿になってから、唐突に流と神竜が決着をつけることになる。まあ、決着つけないと映画終わらないからな。
原作を読んでいると違いを楽しむこともできるんだが、読んでいないと意味の判らない作品だろう。
とりあえず、ゲスト出演のにしきのあきらは、原作には登場しないキャラクター。
山際涼子役が山口智子(新人)とあるんだが、この作品1975年の作品なんだけど、何年生まれだっけ?顔も違う顔なんだけど?
強敵だったはずの神竜が弱くて(涙)、しかも役者の肩幅が異常に狭いので、まったく強く見えないし。二代目大賀誠(?)だったかの南条弘二、なんのために松竹からわざわざ東映作品に出たんだよ!!
流全次郎の手錠の鎖長すぎ。手錠アクション、カッコ悪い。
翌年に何故か館ひろしが、流を演じる「男組 少年刑務所」という作品があるのだが・・・。やはり、見てーな。
哀川翔兄貴にも「男組」Vシネマがあるんだが、まさか、流じゃねーよな。と、調べたら、少年刑務所所長役だった。
山口智子は、やはり、唐沢の奥さんと別人のようだ。生まれ考えると11歳で出演になってしまう。
お勧め度:☆★ 神竜弱い度:☆☆☆★ 俺度:☆☆
↓原作。アナクロな傑作。暴力革命を推奨?。少しヤバイ。
↓男組に似ているが、男組より軽い。こっちの方が好き。
↓雁屋哲は、今やこれだけの人。
↓面白いらしい。
↓少年刑務所の研究
実録!少年院・少年刑務所―世間をアッといわせる意外な実態 (二見文庫―二見WAi WAi文庫)
- 作者: 坂本 敏夫
- 出版社/メーカー: 二見書房
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