9月12日(水) 11:00~ シネマヴェーラ渋谷
料金:1000円(会員料金) パンフ:なし

9月8日から始まった「妄執、異形の人々Ⅱ」と題したカルト映画の特集。「花嫁吸血魔」「博徒七人」「ビューティ・ペア真っ赤な青春」などという食指がそそりまくる魅力的なラインアップ。纏まった夏休みなんぞとらず、この上映に合わせて、飛び飛びで有給を取ろうとしている馬鹿は俺。で、今日はその一環。
馴染みのない作品が多いので、このシリーズの記事は、映画館発行のちらしの紹介文をそのまま引用する。

《引用始め》
原作は、鈴木清順『木乃伊の恋』の円地文子。デパート店員の敦夫は、蓮子という黒髪の美しい女性客と出会い、二人はたちまち恋に落ちるが・・・やがてむかえる恋の終焉と共に、物語は突如、蓮子の復讐映画へと激変する。成瀬巳喜男の助監督であった筧正典のもっともおかしな一本。
《引用終り》

上を読むと激しいストーカー映画を期待してしまうものだが、全編の5分の1程度しか無い!何故かモテモテの男が、モテまくるのが筋の大半の話だ。
復讐の完結が、あまりにしょぼいので脱力感を覚えた。2階から落ちて死んじまった。構図からは、ちょっとハロウィンを思い出したけど。まあ、マイケルは銃で撃たれたし、目を放した隙にどこかに立ち去ってしまっているのだが。

映画のタイトルが、西ドイツの性教育映画みたいなんだが、その昔ゲーリー・クーパー主演の同名作品もあった。

復讐のヒロインはこんな顔の人↓

お勧め度:☆★ 脱力度:☆☆☆☆ 俺度:☆☆★