2022年5月7日(土)
録画再生(BSプレミアム 2020年6月1日13:00放送)


連荘で兄貴の社会派映画

今回の兄貴は、保守的な民間人のタクシー運転手。学生の学生運動を快く思っていない。ドイツ人記者の取材のためにソウルから光州まで卓志を出し、光州事件に巻き込まれる。これも全斗煥時代の民衆への弾圧だが、現代でも、いくうかの国では行われているというのが恐ろしいことだ。本作は、「遠い夜明け」や『キリング・フィールド』に連なる欧米人の報道の人間と現地の人間の友情ものでもある。このドイツ人記者と韓国人タクシー運転手が再開することはなかったのが残念である。悪辣な軍人からの逃走において、光州のタクシー運転手たちが団結して助けるさまは爽快である。流石に史実と異なり脚色だと思うんだけどね。兄貴は人権派弁護士より、こっちの役の方があっているな。
世界的に評価の高い映画のようだが、やはり中国では、天安門を想起させるので発禁みたいなもののようだ。
韓国映画『タクシー運転手』の大ヒットで浮上した歴史論争

光州のナイスガイのタクシー運転手のおっちゃん(ユ・ヘジンという)どっかで見たことあると思ったら、『コンフィデンシャル共助』の韓国の兄貴ではないか。ガンホの兄貴も『義兄弟 SECRET REUNION』で兄貴なんで、兄貴の競演だった訳だ。
お勧め度:☆☆☆★ 兄貴度:☆☆☆★ 俺度:☆☆☆★