暗約領域 新宿鮫XI (カッパ・ノベルス)

  • 作者: 大沢 在昌
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2021/11/24
  • メディア: 新書



大沢先生が現れるという店で、大沢先生と遭遇したが、鮫の新作の話をしたところ、「桃井課長、死んだの知ってるかね。」と聞かれ、も「もちろんです。鮫島、いよいよ課長ですか?」、「いや、課長にはならないよ。」とのこと、その、桃井課長殉職後の、作品。課長は、叩き上げのノンキャリアの女性が配属される。まあ、いい人っぽいので、鮫島とは、よろしくやっている。結局、相も変わらない鮫島だが、相くぁらず、ネチネチと捜査を単独で進める。若い相棒もできるが、公安から派遣された鮫島の監視要員であったり、最後は、香田と共闘したり、例の中国人軍団と闘ったり、北の工作員が出てきたりと、登場人物が多く、大騒ぎな作品であるが、上手く纏まっていて、大変面白かったよ。初めてkindleで読んだが、途中で挫折することなく、完読できた。
魅力的なエリートヤクザのキャラが出てきたが、今後も登場するだろうか。

お勧め度:☆☆☆ 長尺度:☆☆☆★ 俺度:☆☆☆

関連記事
狼花 新宿鮫IX
新宿鮫風化水脈
魔女の笑窪
ニッポン泥棒