2014年5月14日(水) 19:15~ シネマヴェーラ渋谷
料金:1000円(会員料金)


不屈の男。若林豪

シネマヴェーラの「岸田森特集」の一本。まずは、映画館発行のチラシから当作品の解説を引用。

<引用開始>
昭和30年代、暴力団の抗争が激化し東北のシカゴと呼ばれた福島県郡山市。そんな中、1人の高校教師が立ち上がり…。音楽で暴力を追放し、東北のシカゴから東北のウィーンへと街を蘇らせた事実をもとに、音楽の素晴らしさを描く。岸田森は、音楽祭を主宰する地元の医師を演じる。公開初日はあさま山荘事件の真っ最中で、観客動員は記録的な不入りとなったとか。
<引用終り>

ヤクザの脅しにも負けず孤軍奮闘する若林豪を途中で見捨てたりする半端な奴が岸田森。
若林豪がいよいよ挫けそうになった時に、励ましまた仲間に戻るのではあるが。

ポスターの真ん中でトランペット吹いているのは峰岸徹の若き日の姿。
更生するチンピラという主役級状態に見える。
しかし、あろうことか和歌子さんを襲おうとして、町内会の爺婆から石礫の攻撃をくらい、塀を越えて逃げようとするも、塀から落ちて首の骨を折って死亡。
和歌子さんが、音楽では人は救えないと絶望し、一旦仲間から離れるという、ストーリー構成上にしか役に立っていない。

朝日新聞の力で世論が、音楽祭の実行の後押しをするというのも、今となってはわざとらしい説得力の無さ。

が、吉田拓郎に山本直純と音楽に力が入っているし、不屈の男若林豪は惚れ惚れするほどだし、なかなかいい映画だ。何ていっても、和歌子さん可愛いし。髪は下ろして欲しかったけど。

お勧め度:☆☆☆★ 和歌子さん度:☆☆☆☆ 俺度:☆☆☆☆


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