2013年1月31日(木) 21:15~ TOHOシネマズ川崎6
料金:1500円(レイトショー料金+3D料金メガネ持参) パンフレット:未確認


その名は、リチャード・パーカー

『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』公式サイト

インドで動物園を経営していた一家が、新天地カナダを目指すが、船が沈没。辛くも生き残った次男と虎のサバイバル物語。
最初は、シマウマ、オランウータン、ハイエナも救命ボートに同乗。
シマウマは骨折しており、最初にハイエナにやられ、オランウータンとハイエナの戦いが起こるが、ハイエナの勝利、そのハイエナもトラに敗れる。
3匹死亡している筈なのだが、死骸の処理をどのように行ったのか気になる。トラにびびりまくりの少年が動けようもないので、トラがあらかた食い終わってから、海に放り込んだのだろうか。
原作が児童文学ぽいし、ファンタジーな訳だから、その辺は微細にする必要は無いのだけれど。

なんだかんだで、生還する少年だが、船に保険をかけていた保険会社の日本人が少年のところに事実の確認にくる。トラとの漂流の話をするのだが、保険会社の職員は、少年の話が嘘だと言う。
すると、少年は、シマウマを骨折した仏教徒、オランウータンを母親、ハイエナを悪質な料理人、トラを自分に準えた話をする。
言葉だけで嫌な話だが、本当の事実はこの話で、少年は事実から目を背けるために、トラとの漂流の話に置き換えたのでないかと勘ぐりたくもなる。

と、話としてはなかなかのものなのだが、3D効果に関しては、アン・リーが自画自賛しているほどでも、3D大将キャメロンが絶賛するほどでもない。美しい映像であるので、寧ろメガネが邪魔だ。

監督には、M・ナイト・シャマラン、アルフォンソ・キュアロン、ジャン=ピエール・ジュネと訳の判らない人たちの名前が挙がっていた。捻じ曲がったイメージしか思い浮かばないので、アン・リーで正解か。(「ハルク」なんてのもあったが。)

シャマラン何してんだろうと思ったら、次回作はウィル・スミスで地球崩壊後のSF映画。シャマランが脚本でないという朗報。「エアベンダー」は、終了か。

お勧め度:☆☆☆ 3D効果度:☆☆★ 俺度:☆☆☆