2012年4月29日(日) 16:30~ 丸の内TOEI②
料金:1250円(有楽町のチケットフナキで前売りを購入) パンフレット:未確認

『捜査官X』公式サイト

何ともセンスの無いタイトルだ。
金城がその捜査官Xらしいのだが、そのセンスのないタイトルから、現代劇かと思っていたが、清の末期の中国の話だった。

ドニーさんが、悪党二人にボコボコにやられながらも結局退治、死に至らしめる。ドニーさんが正統な闘いもせずの偶然勝利を治める訳が無いのだが、金城も同じ思いで、ドニーさんは逃亡中の殺人者(武道の達人)のどれかでないかと捜査を進める。
ドニーさんは、西夏の生き残りの蛮族の抜け忍みたいな奴であることが判明、同時に蛮族もドニーさんの居所を知ることになる。蛮族の首領は、なんとジミー先生で、ドニーさんの実父である。
ドニーさんは、蛮族を抜けるために、人を殺めてきた手はいらぬと、腕を切り落とし、片腕ドラゴン状態になる。
ジミー先生への敬意の表れだろうか。
そして、いよいよジミー先生との対決。

流石、黒社会のジミー先生は、迫力満点だ。「片腕ドラゴン」の頃の貧相な若者のイメージが微塵も無い。そして、当時笑止千万なクンフーだったジミー先生のアクションが、無敵の力強さとなっている。これは、ドニーさんのアクション演出のお蔭だろうけど。無敵のジミー先生は、ドニーさんでは倒せず、金城が足と首にやっとこ刺した針を通して、雷で感電死という決着。ジミー先生は、カンフーでは敵う者無しということだろう。

金城中心の前半のミステリー仕立ては退屈だが、後半の攻防戦はジミー先生を中心に素晴らしい出来だ。

お勧め度:☆☆☆★ 片腕ドラゴン度:☆☆☆☆ 俺度:☆☆☆☆