夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

  • 作者: 森見 登美彦
  • 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
  • 発売日: 2008/12/25
  • メディア: 文庫



主人公(女)と主人公(男)が交互に語る彼らを巡る物語だ。
『四畳半神話大系』から、樋口師匠、羽貫さん、相島先輩(名前だけ)登場。
主人公(男)は、その語り口から『四畳半神話大系』の私と同一人物と思われる。
一方、主人公(女)は、容姿こそ明石さんのようだが、性格はかなり異なっているので、違う人物だろう。
そして、残念ながら小津は出てこない。

本作は、樋口師匠の浮遊、李白老人の謎の三階建て電車、竜巻などビジュアルなファンタジーである。
詭弁論部や本の神様、パンツ総番長など、大量増強したキャラクターも魅力的だ。小津は出てこないけど。

お勧め度:☆☆☆☆ ファンタジー度:☆☆☆☆ 俺度:☆☆☆☆