2010年2月14日(日) 17:20~ キネカ大森3
料金:1000円(Club-Cテアトル会員料金) パンフレット:700円(買っていない)

『千年の祈り』公式サイト

親子の再生の話。

アメリカに住んでいる娘の元へ中国から父親がやってくる。再会するのは12年ぶりだ。
毎晩過剰なまでの料理を作る父親。会話は悲しいほど弾まない。
疎ましく思うのか、友達の家に行くと夜に外出する娘だが、一人で映画を観ているだけだった。
ロシア人の同僚との付き合いを詰られた娘は、あんたの秘密は知っていると逆襲に出るが、そこには父親が語っていない事実があった・・・。

話は、ほとんど会話だけで、スローに進む。
テーマがテーマなので、それで良いだろう。
劇的に分かり合えるような派手な結末でなく、相変わらず余所余所しいところもいい。

老人と中年の親子には、色々と訴えかける内容の作品である。

それにしても、過剰な料理が旨そうだった。
以下のような品目だったらしい。
黄瓜炸醤(きゅうりの肉味噌添え)、葱爆羊肉(ねぎとラムの炒め)、西柿子鶏蛋湯(トマトと卵と生姜のスープ)、芽豆涼判(もやしと彩り野菜の和え物)、三杯鶏(トウフ木耳竹の子などの醤油煮こみ)など

お勧め度:☆☆☆ 地味度:☆☆☆ 俺度:☆☆☆