ゴールデンスランバー [日本映画☆☆★]
2010年2月14日(日) 19:05~ キネカ大森2
料金:1000円(Club-Cテアトル会員料金) パンフレット:600円(買っていない)
『ゴールデンスランバー』公式サイト
タイトルの「ゴールデンスランバー」は、ビートルズの最後のスタジオアルバム「アビーロード」の中の曲。
まともや原作が伊坂幸太郎。
例の過去に戻ったりする話でなく、割と一直線な話だ。最後のほうは、「らしい」部分もあるが。
首相爆破暗殺犯にされた宅配便運転手の必死の逃亡の話。
話としては、それだけで、何故罪を着せられたかの説明は無く、黒幕への逆襲も無い。国家には所詮勝てないということか。
そういう意味で、それなりに面白いのだが、何とも消化不良。出そうで出ない感。
ラサール石井しか見えない永島敏行が、明らかにコメディロールを熱演しているが、残念ながら空回りしてしまった。あのシーンで、珍作「模倣犯」を思い出した奴は、中居の首ボムを見た人間の100%だろう。
カローラの歌を30そこそこの奴が知っているのが解せない。
竹内結子を尾行していた刑事が、殺されていると思われるのに、彼女への尾行が解かれているようなのが謎だ。と、説明の付かないシーンも多数。
次々と助っ人が現れる様は、平井和正「人狼戦線」みたいだし。
事件後のエピソードは、それぞれとても粋なんだが、全体的にはちょっと残念な結果に終わった。2時間そこそこの映画に纏めるには無理があったのだろう。
例によって原作を読んでいないのだが、少し調べてみると、登場人物がかなり削られているようだ。
相当に話は削られているのだろうな。
事件の発生した時代がそもそも違うようだし。
絶賛評が多い原作は、近いうちに読んでみよう。
ゴールデンスランバーと映画の中身の関係がまったく判らないのだが、雅人君の必殺技はゴールデン・アーム・ボンバーに似ている。
貫地谷しほりと相武紗季の役所は本来逆と思われるが、露出度の問題で女優として格順での配置か?
濱田岳が、いつもの気弱青年でない!そういうのしか出来ないのかと思っていた。結構出来る役者なんだな。
大森南朋は、ハグタカからエリート・イメージなのだろうか?そうは見えないんだけど。
柄本明、香川照之、伊東四朗には、やはり痺れる。
お勧め度:☆☆★ 消化不良度:☆☆☆☆ 俺度:☆☆★
ビートルズでなくポールだけど。(ビートルズの映像が無いのは仕方ない。)
4分10秒にゴールデン・アーム・ボンバー。確認して見ると全然似ていない。あの技は、むしろ「スペース・トルネード・オガワ」に似ている。
関連記事と作品。
アヒルと鴨のコインロッカーの記事
フィッシュストーリーの記事
重力ピエロの記事
映画データ
製作年: 2009年
製作国: 日本
日本公開: 2010年1月30日
配給: 東宝
カラー
スタッフ
監督: 中村義洋
原作: 伊坂幸太郎
キャスト
堺雅人
竹内結子
吉岡秀隆
劇団ひとり
貫地谷しほり
相武紗季
大森南朋
ソニン
濱田岳
柄本明
香川照之
伊東四朗
他
料金:1000円(Club-Cテアトル会員料金) パンフレット:600円(買っていない)
『ゴールデンスランバー』公式サイト
タイトルの「ゴールデンスランバー」は、ビートルズの最後のスタジオアルバム「アビーロード」の中の曲。
まともや原作が伊坂幸太郎。
例の過去に戻ったりする話でなく、割と一直線な話だ。最後のほうは、「らしい」部分もあるが。
首相爆破暗殺犯にされた宅配便運転手の必死の逃亡の話。
話としては、それだけで、何故罪を着せられたかの説明は無く、黒幕への逆襲も無い。国家には所詮勝てないということか。
そういう意味で、それなりに面白いのだが、何とも消化不良。出そうで出ない感。
ラサール石井しか見えない永島敏行が、明らかにコメディロールを熱演しているが、残念ながら空回りしてしまった。あのシーンで、珍作「模倣犯」を思い出した奴は、中居の首ボムを見た人間の100%だろう。
カローラの歌を30そこそこの奴が知っているのが解せない。
竹内結子を尾行していた刑事が、殺されていると思われるのに、彼女への尾行が解かれているようなのが謎だ。と、説明の付かないシーンも多数。
次々と助っ人が現れる様は、平井和正「人狼戦線」みたいだし。
事件後のエピソードは、それぞれとても粋なんだが、全体的にはちょっと残念な結果に終わった。2時間そこそこの映画に纏めるには無理があったのだろう。
例によって原作を読んでいないのだが、少し調べてみると、登場人物がかなり削られているようだ。
相当に話は削られているのだろうな。
事件の発生した時代がそもそも違うようだし。
絶賛評が多い原作は、近いうちに読んでみよう。
ゴールデンスランバーと映画の中身の関係がまったく判らないのだが、雅人君の必殺技はゴールデン・アーム・ボンバーに似ている。
貫地谷しほりと相武紗季の役所は本来逆と思われるが、露出度の問題で女優として格順での配置か?
濱田岳が、いつもの気弱青年でない!そういうのしか出来ないのかと思っていた。結構出来る役者なんだな。
大森南朋は、ハグタカからエリート・イメージなのだろうか?そうは見えないんだけど。
柄本明、香川照之、伊東四朗には、やはり痺れる。
お勧め度:☆☆★ 消化不良度:☆☆☆☆ 俺度:☆☆★
ビートルズでなくポールだけど。(ビートルズの映像が無いのは仕方ない。)
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 1,952 円
4分10秒にゴールデン・アーム・ボンバー。確認して見ると全然似ていない。あの技は、むしろ「スペース・トルネード・オガワ」に似ている。
関連記事と作品。
アヒルと鴨のコインロッカーの記事
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 4,442 円
フィッシュストーリーの記事
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 4,442 円
重力ピエロの記事
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 4,442 円
映画データ
製作年: 2009年
製作国: 日本
日本公開: 2010年1月30日
配給: 東宝
カラー
スタッフ
監督: 中村義洋
原作: 伊坂幸太郎
キャスト
堺雅人
竹内結子
吉岡秀隆
劇団ひとり
貫地谷しほり
相武紗季
大森南朋
ソニン
濱田岳
柄本明
香川照之
伊東四朗
他
いろいろツッコミどころはありましたね〜^^;
ちなみに私は永島敏行は、かなりツボでしたw
by ジジョ (2010-02-15 06:03)
こんにちは。
ちょっと気になる映画なので、劇場で観たいと思っています。
でも、この記事を読むと・・・ ですね。
今回は、ポイントで見るので無料です。
その分では安心してみれますよ(笑)
いやぁ、楽しみです。
by 亮 (2010-02-15 07:10)
例によって、あたしは原作既読でした。
この監督の場合は、読んだ前提で作ってる気がして・・・。
今回の伊坂さんは、ちょいと彼らしくなく、齟齬がありましたわ。
最高傑作!!とか言われてますが、そこまでは・・・。
本は、結構時間的にあっち行ったり、こっち行ったりします。
本では、永島さんは、無表情の設定です。
あれには、イスからずっこけそうになりましたね。
by sakurai (2010-02-15 10:54)
楽しめました。
が、スッキリしない感は確かにそのままで。
同原作・監督コンビであれば「フィッシュストーリー」の気持ちよさには敵わず。
でも「鴨と~」の方が更に良いのかな?
こっちはまだ観てないんです。
by なつき (2010-02-15 15:05)
>ジジョさん
永島、ツボでしたか。どうにもラサール石井みたいで、・・・両津巡査か。
>亮さん
1200円くらいだったら、十分払う価値ありますよ。ポイントは、もっと駄作でお使いください(笑)。
>sakuraiさん
本は、例によって時間が行ったり来たりするんですか。やはり読みます。
>なつきさん
「アヒル」が一番面白かったですね。もっともこちらは、原作を読むと面白さは激減する恐れがあります。
by バラサ☆バラサ (2010-02-17 02:22)
はじめまして♪ご訪問、nice&コメントどうもありがとう。(^^)
いやはや・・本当にバサラ☆バサラさんのいうとおり、
>何とも消化不良。出そうで出ない感。
でしたよねぇ。
私としては出しちゃいましょうよ!真相をっ!な作品でした。
小説はまだ未読ですが・・その真相部分だけ・・
ちょっと拾い読みしたい感じがありますね・・
by まなてぃ (2010-02-17 21:34)
ポールの映像スゴイですね。
改めて思いました。
この曲を使ったのはルール違反。
だれもがやりたくても
これまでは、理性で押さえていた…そんな気がしました。
by えい (2010-02-17 21:42)
>まなてぃさん
ご訪問&コメントありがとうございます。
ただ、小説も真犯人は出てこないし、青柳が選ばれた理由もないようなことを聞きました。
謎の巨大組織の陰謀なんですね。
>えいさん
ビートルズの曲が映画で使われるのは、第二次世界大戦のドキュメンタリー(?)以来になるでしょうか。ロッド・スチュワートのゲット・バックとエアロスミスのカム・トゥギャザーを覚えています。
アビー・ロードは、今聴いても凄いアルバムですね。
by バラサ☆バラサ (2010-02-17 23:01)
こんばんわ!
nice&ご訪問ありがとうございました♪
この映画、いい評価のレビューが多かったので、
気にはなってたんですが「模倣犯」の首ボムを思い出すシーンがあるんですね。。
ちょっと違う意味で観たくなってしまいました^^
by ももね (2010-02-18 00:12)
>ももねさん
ご訪問&コメントありがとうございます。
「模倣犯」のあのシーンより漫画かもしれません。兎に角浮いています。
by バラサ☆バラサ (2010-02-18 02:14)
こんにちは。
やっぱり原作を読んでから観た方がすんなり入れる作品なのかも知れませんね~
私はかなりお気に入りでした(^^ゞ
ぜひ、原作も楽しんでくださいね☆
濱田岳さんの弾けた演技は良かったですね~!
by non_0101 (2010-02-20 11:04)
>non_0101さん
濱田は弱い子のイメージしかなかったので、やるじゃないかと思いました。
by バラサ☆バラサ (2010-02-22 01:55)