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インビクタス‐負けざる者たち‐ [外国映画☆☆☆★]

2010年2月13日(土) 18:30~ チネ9
料金:0円(ポイント利用) パンフレット:未確認

『インビクタス‐負けざる者たち‐』公式サイト

巨匠イーストウッド先生の新作は、大統領役者モーガン・フリーマンをネルソン・マンデラに迎えた、素直でストレートな爽やかスポーツ映画だ。共演は、マット・ジミー・デイモン。

南アフリカは、黒人はサッカー、白人はラグビーと分かれているとは知っていた。
ラグビーのワールドカップが開催され、黒人たちの憎悪の対象、アパルトヘイトの象徴とも言われたラグビー・チームを、国の変革を示すものとして、全国民で応援するように動くマンデラ、その期待に答えるチームのキャプテン、ピナールの姿が描かれる。

ワザとらしいドラマティックな映画では無いが、チームが黒人居住区で子供たちにラグビーを教える様子、黒人だけだった警護団に大統領の命で白人が配属され、どうにも仲の良くなかった彼らが、やがて一緒にラグビーに興ずるところ、大統領の言葉の数々、さりげなくジーンとくるシーンが多々ある。

昨年の「チェンジリング」「グラン・トリノ」ほどの驚きは無いが、安定した良作だ。

ラグビーの試合は、少しは見たことないと、よく判らないかも。モールとラック。

モーガン・フリーマンとマッド・デイモンは、それぞれアカデミー主演男優賞、助演男優賞にノミネートされた。

ヨハネスブルグが世界で最も物騒な都市と言われる南アフリカ。今年のサッカーのワールドカップを成功させて、またひとつ国家として進化して欲しい。世界でも屈指に美しいという国土を、安心して旅行できるようにしてくれ。

お勧め度:☆☆☆★ ラグビー度:☆☆☆ 俺度:☆☆☆★






↓原作



↓サントラ



↓マンデラ映画。



↓自伝。出版がワールドカップの翌年なので、その話は載っているかどうか。

自由への長い道―ネルソン・マンデラ自伝〈上〉

自由への長い道―ネルソン・マンデラ自伝〈上〉

  • 作者: ネルソン マンデラ
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 1996/06
  • メディア: 単行本



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マンデラの名もなき看守
遠い夜明け

映画データ
英題: INVICTUS
製作年: 2009年
製作国: アメリカ
日本公開: 2010年2月5日
上映時間: 2時間14分
配給: ワーナー・ブラザース映画
カラー

スタッフ
監督・製作: クリント・イーストウッド
原作: ジョン・カーリン
脚本: アンソニー・ペッカム
製作: ロリー・マクレアリー / ロバート・ロレンツ / メイス・ニューフェルド
製作総指揮: モーガン・フリーマン / ティム・ムーア / ゲイリー・バーバー / ロジャー・バーンバウム
撮影: トム・スターン
美術: ジェームズ・J・ムラカミ
編集: ジョエル・コックス / ゲイリー・D・ローチ

キャスト
モーガン・フリーマン
マット・デイモン
スコット・イーストウッド
ラングレー・カークウッド
ボニー・ヘナ



nice!(14)  コメント(10)  トラックバック(56) 
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コメント 10

non_0101

こんにちは。
"さりげなくジーンとくるシーンが多々ある”作品でしたね~
さらりと映し出されている中にも心に響く台詞があって
いつの間にか引き込まれていました。
サッカーのワールドカップは本当に無事に、そして最高の成功を収めて欲しいです☆
by non_0101 (2010-02-14 16:38) 

hash

>さりげなくジーンとくるシーン
この辺りの描き方が本当に上手いですね。
さすがイーストウッド先生です。
by hash (2010-02-14 18:15) 

バラサ☆バラサ

>non_0101さん
名言の数々には、普段のダラシナイ姿勢を正してくれるものがありました。実践できるかが問題ですが。

>hashさん
現存する監督で、最も信頼できる監督でないでしょうか。

by バラサ☆バラサ (2010-02-15 04:05) 

ジジョ

イーストウッドの凄さもさることながら、
Mフリーマンが、マンデラよかったです☆
あれならご本人も大変満足だろうな〜。
南アフリカは一度は行きたい国です♪
もっと治安がよくなれば、、^^;
by ジジョ (2010-02-15 05:59) 

sakurai

いちいちごもっともで、暗い中で、モーガン・マンデラ語録をメモしてました。
マット・ディモンのがんばりも、なかなかでしたね。
あの筋肉のつき方は、プロを感じましたです。
by sakurai (2010-02-15 10:49) 

バラサ☆バラサ

>ジジョさん
行ってみたい国ですよね。ワールドカップを機に変わって欲しい。

>sakuraiさん
マット・デイモン、ジェイソン・ボーンとは違うマッチョぶりでしたね。インフォーマントのダラシナイ役といい、中々色々こなせるプロですね。

by バラサ☆バラサ (2010-02-17 02:01) 

まなてぃ

こんばんは。ご訪問、nice&コメントどうもありがとう。(^^)

>昨年の「チェンジリング」「グラン・トリノ」ほどの驚きは無いが、安定した良作だ。

淡々とした中にも感動を!という作品でしたね♪
もう少し苦労のシーンもあってもいいかもと・・(笑)私は思ったのですが、
暗い世の中ですからね、こういった輝いた美しい作品があっても
いいような気がします。
人間、捨てたもんじゃあない!という気持ちにさせられた
久しぶりの映画でした。(^^)
by まなてぃ (2010-02-22 21:10) 

バラサ☆バラサ

>まなてぃさん

仰るとおり、「人間、捨てたもんじゃない!」ですね。

悪人が出てこない、チーム内の葛藤もすぐ解消と、性善説すぎるかもしれませんでしたけど・・・
by バラサ☆バラサ (2010-02-24 03:44) 

oguogu

TB&コメントさせてもらっちゃいますねぇ~。
スイマセン。いくつか同時にTB作業を行っていたら、ミスりました。
誤りTBの削除をお願いします。ご迷惑をおかけします><

ジーンと来るところが沢山ありました。
「オリンピックやワールドカップがある時は犯罪が減る」と言いますが
やっぱり国と国民が一体となった時って感動します。
完全に日本の裏に近い南アフリカに行くことは多分無いと思いますが、
犯罪が減って
夏休み頃のインタビューで
「今回はどちらまで?」
とアナウンサーが聞くと
「南アまで!」
なんて簡単に言える時代が来ると良いですよね。
by oguogu (2011-07-15 12:26) 

バラサ☆バラサ

>oguoguさん

その後の南アフリカの話は聞いていませんが、「第9地区」になっていないことを祈ります。
美しい国だそうですから、街も綺麗になって欲しいですね。

by バラサ☆バラサ (2011-07-16 02:38) 

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