死神の精度 (文春文庫)

  • 作者: 伊坂 幸太郎
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2008/02/08
  • メディア: 文庫



映画では、原作作品を何本も観ている伊坂幸太郎。小説は初。本作も映画になっているが、観ていないので、これを手にとってみた。

どこかからか派遣されてくる死神エージェント。事故死など突然の死を司り、病死などには関与しない。当局から指定されて人間を審査し、「可(死亡)」「見送り(生き残り)」の判断するのが役目だ。

その死神エージェントの連作短編集。

すべてが独立した話なのかと思ったら、伊坂幸太郎らしく、人物の連携があった。

死神の人間に対するコメントが面白い。
何で、自分を本当の姿より良く見せようとするのか?とか多数。

映画では、金城が演じていたが、イメージに合っているような気がする。
流暢でない日本語も、ピッタリだ。

お勧め度:☆☆☆★ 金城度:☆☆☆ 俺度:☆☆☆★