苦節10年。ようやく読み終わった。
毒猿までは文庫で出版されていたので文庫で読み、6作目氷舞までカッパノベルズで読み続けた新宿鮫。
新刊が出たと言うので、ハードカバーを買ったのが2000年。
重たいので、外出中に読まず、就寝前に読んでは、途中で断念を何度も繰り返す。
途中、カッパノベルズで、灰夜が出たので、先にそれを読んでしまった。
いいかげん観念して外出時の電車の中で読むこととした。しかし、重たいので立っているときは、やはり読めない。
で、3ヶ月近くかかってしまった。
ま、それというのも本作は、余計な説明が多く、スピーディーさにもかけ、次のページを早くめくりたいという気にさせるものでないからだ。もっ面白ければ、立ってでも読む。
かなり多くの登場人物が出てくるが、それらがどこかでなんらか繋がっているなんて、「人間の証明」の関係みたいにやり過ぎだ。
新宿鮫の中では、一番面白くない。
お勧め度:☆☆ 人間の証明度:☆☆☆★ 俺度:☆☆