新宿鮫風化水脈

  • 作者: 大沢 在昌
  • 出版社/メーカー: 毎日新聞社
  • 発売日: 2000/09
  • メディア: 単行本



苦節10年。ようやく読み終わった。
毒猿までは文庫で出版されていたので文庫で読み、6作目氷舞までカッパノベルズで読み続けた新宿鮫。
新刊が出たと言うので、ハードカバーを買ったのが2000年。
重たいので、外出中に読まず、就寝前に読んでは、途中で断念を何度も繰り返す。
途中、カッパノベルズで、灰夜が出たので、先にそれを読んでしまった。

いいかげん観念して外出時の電車の中で読むこととした。しかし、重たいので立っているときは、やはり読めない。
で、3ヶ月近くかかってしまった。

ま、それというのも本作は、余計な説明が多く、スピーディーさにもかけ、次のページを早くめくりたいという気にさせるものでないからだ。もっ面白ければ、立ってでも読む。

かなり多くの登場人物が出てくるが、それらがどこかでなんらか繋がっているなんて、「人間の証明」の関係みたいにやり過ぎだ。

新宿鮫の中では、一番面白くない。

お勧め度:☆☆ 人間の証明度:☆☆☆★ 俺度:☆☆