2009年10月23日(金) 20:00~ シネマヴェーラ渋谷
料金:0円(二本立ての二本目)



「酒井和歌子、内藤洋子に代表される、あの懐かしの東宝青春映画に、アナタは今再びめぐり合う!」。シネマヴェーラの「東宝青春映画の輝き」の一本。まずは、映画館発行のチラシから当作品の解説を引用。

<引用開始>
英子の通う大学のテニス部に色黒でハンサムな新人コーチ・一雄がやって来る。更衣室やシャワールームに平気で入ってくる野放図な一雄に次第に惹かれていく英子は、遂に彼に身体を許す決心をする。しかしその時、雪山に出かけていた一雄は嵐に飲み込まれ…。当時の男女の恋愛観やセックス観を描いた石坂洋次郎の青春小説を映画化。
<引用終り>

酒井和歌子さん目当てで観に行った「めぐりあい」の付録。ところが、こちらが大当たりだった。

ポスターとコピーが極めて劣情的であるが、日本の青春の巨匠石坂洋次郎原作であるから、まったくもってそんなことはない。爽やかな作品だ。
星由里子の乳首が一瞬出てきたのはビックリしたが、その他は前半の女性陣のシャワー・シーンくらいがサービスカット。豪華出演陣の中のウルトラ組は、ここだけ登場。ただし背中しか見えません。

ちなみに豪華出演陣は、以下の通り。
中山仁 ナカヤマジン (坂本一雄)
 当初の男の主役。仁が主役?と思っていたら、案の定憤死。彼が粘っている間は、やや退屈。
黒沢年男 クロサワトシオ (坂本二郎)
 また年男登場。仁の次の男の主役。仁の弟。
いしだあゆみ イシダアユミ (坂本けい子)
 仁と年男の妹。顔下半分がパンパンに膨れている。
高峰三枝子 タカミネミエコ (坂本房子)
 仁と年男とあゆみの母。
星由里子 ホシユリコ (桑田英子)
 本編の主人公。
宮口精二 ミヤグチセイジ (桑田直吉)
 主人公の父。
京塚昌子 キョウヅカマサコ (桑田ゆみ子)
 主人公の母。肝っ玉かあさん。
森光子 モリミツコ (高田直子)
 主人公の叔母。時間ですよ。銭湯の女将でなく元芸者。
池内淳子 イケウチジュンコ (川村民子)
 飲み屋の女将。後半に重要な役どころ。
菱見百合子 (永瀬やす子)
 ウルトラ組の1。アンヌ隊員。
桜井弘子 サクライヒロコ (島村秋子)
 ウルトラ組の2。フジアキコ隊員。

キャラクター設定がしっかりしていて、それぞれのエピソードも面白く、作品としても纏まりのある、いい作品だったよ。今日は、年男に感謝。足向けて眠れないな。

お勧め度:☆☆☆★ ウルトラ度:★ 俺度:☆☆☆★