2009年9月30日(水) 18:15~ TOHOシネマズ日劇1
料金:1250円(チケットフナキで前売り購入) パンフレット:600円(買っていない)

『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』公式サイト

俺、X-MENってサイクロプスが主役で一番人気だと思っていた。実際、そうなんじゃないの?だって、その名前しか知らなかったんだよ。
2000年(もう10年も前かよ)公開の「X-MEN」では、サイクロプスはリーダーらしいのだが、何か小生意気な若造で、狼男みたいな陰々滅々な雰囲気の奴が主役だった。この狼男もどきが、ウルヴァリン、本作の主人公である。

「X-MEN」のスピンオフである。X-MENチームに加わる前のウルヴァリンの話。陰々滅々な男になった過去が語られる。
それにしても、続編作る気まんまんで終わらせて、単体としては消化不良な状態だ。しかし、次も観ようと思わせる意味では、マーケティングの優れた作品である。

前半は、かなりグダグダだが、デブとの拳闘シーンから、快調に進み始める。
クライマックスのミュータント版フランケンシュタインの怪物みたいな奴との戦いは、かなり面白かったぞ。

安定した作りのアクション映画だ。心に残るものは何も無いけど。そもそも、兄弟喧嘩の理由が、どうにもよくわからないのだもん。北斗三兄弟みたいなものか?何の伝承者なんだよ?
結局、映画は低値安定というところか・・・

あと、老夫婦は殺さなくてもよかったろうに・・・。あまりに不憫。

次のスピンオフの主役は、フランケン(の改造前か後か知らないけど)らしい。ウルヴァリンも続編があるそうだ。若き日のX-MENもやるって?

あまり、高評価をしていないけど、ちゃんと鑑賞に耐えうるものが作られている点で、最低評価になる「仮面ライダー THE FIRST」みたいなのばかりな日本と異なり、かの国のコミックのファンが羨ましいぜ。

ところで、ストライカーって、フェンダーミラーに似ている。

お勧め度:☆☆★ フランケン度:☆☆☆ 俺度:☆☆☆