8月17日(月) 18:55~ 銀座シネパトス2
料金:0円(二本立ての二本目)





名画座宣伝した銀座シネパトスの「日本映画レトロスペクティブ-Part2-~戦争と人間 良心の重さ~」の一本。まずは、映画館発行のチラシから当作品の解説を引用。

<引用開始>
北満州で敗残兵となった梶たちは日本人たちが残留する開拓部落にたどりつくが、やがて向かってきたソ連兵に投降、捕虜収容所での生活が始まる。人間的に生きようと抵抗し続けてきた梶が、捕虜管理官の卑劣さ、ソ連軍への絶望から、収容所を脱走する。
<引用終り>

いよいよ完結編。
捕虜収容所での悲惨な生活。
ところが、下士官は国際法のおかげで、比較的恵まれた待遇だ。
何と仲代が第5部で追い出した伍長が、先に入所してデカイ顔をしている。

相変わらず正論を相手かまわず吐く要領の悪い仲代は、例によって罰則を受ける始末。
罰則を受けて不在でいる間に、弟分だった寺田が、体の弱っているところ、伍長にいびり殺される。

怒髪天の仲代は、伍長を制裁し、脱走するのだが・・・

ついにイってしまいました。

自分に正直に生きたのだが、あまりに独善的他人を馬鹿にしているため、周囲の理解は一部しか得られず、理想と信念が空回りしてしまった哀れな男の一生だった。
勿論、戦争の時代だということもあるのだが・・・

有事にあれ程発揮された統率力は失われた。

お勧め度:☆☆☆ 統率力:☆ 俺度:☆☆☆