2009年6月29日(月) 21:10~ ユーロスペース1
料金:1200円(会員料金)+800円(ユーロスペース、シネマヴェーラ渋谷共通会員更新料金) パンフレット:非売

『希望ヶ丘夫婦戦争』公式サイト

会員の更新月だったが、会員制度に変更、従来は1200円だったのだが、スケジュールやチラシが郵送されない800円のコースも選択可能となった。

GEIDAI#3という東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻第三期生修了制作展を、ユーロスペース2のほうで上映していたのだが、尋常でなく混んでいる。20~30人くらい立ち見を入れたのだが、上映の20分くらい前に来た客は、満員で断られている始末だ。その数も20人くらい。

で、横での上映は、10人くらいの客。

あまり大きい声で言いたくないのだが、本作の主演の(さとう)珠緒ちゃんの忠実なファンである。

監督の高橋巖さんは、実相寺昭雄先生の弟子筋だそうだ。それゆえか連日先生関連の短編の上映もされている。
この日は、「東京幻夢」。写真屋のオヤジが妄想を観まくるというような作品だ。

実相寺昭雄先生は、ウルトラマンやウルトラセブンでの個性的なエピソードで有名な監督。ジャミラとかメトロン星人の回など演出している。

本作のオリジナルは、にっかつ時代の日活の同名作品で、監督は原作が実相寺先生。先生の短編小説だ。主演は片桐夕子。

よってもって本作も、性がテーマの作品。そのため、エ口シーンはあるが、若干一名の女優のみが担当で、少しの時間である。当然それは珠緒ちゃんではない。
EDとかフィギュアとか風水など当時存在しなかったキーワードがあるので、かなり脚色がなされていると思われる。エ口は担当一人だけだし。(しつこい)

ブラックなんだが、とてもヌルいコメディで気が抜けてしかたがない。宮川一郎太が専務の部屋への潜入時に流れるピンクパンサーもどきの曲には、相当に萎える。

戦争が示すように、男5人対女5人のような様相で話は進むのだが、直接対決は無い。

男軍で、一番面白い奴は、伊藤克信。こいつには何度も笑わせてもらった。一方、期待のイジリー岡田は、まったく活躍しない。

この二人に焦点を当てると、もっと面白くなったと思うのだが。

最後のオチが意味不明で、どうにも理解できない。

近々、また珠緒ちゃんの映画があって、それもエ口のようのだが、どうしたものか。

お勧め度:☆★ エ口度:☆☆ 俺度:☆☆