2009年6月26日(金) 19:00~ シネカノン有楽町1丁目
料金:1200円(シネカノン会員料金) パンフレット:600円(買っていない)

『重力ピエロ』公式サイト

多くの作品が映画化されている伊坂幸太郎原作。
伊坂幸太郎原作映画は、けっこう観ているのだが、なんと小説は読んだことが無い。従って、これも読んでいない。

予告編や役者などから、割とライトな映画でないかと、勝手に想像していたのだ。冒頭のほうのミルクおでんなんてコメディ以外の何物でもない。ストーカー夏子さんも。
しかし実際のところ、真逆で、かなり重くて厳しい映画であった。とは言え、テーマは兄弟愛、家族愛。

含蓄のある台詞も多く、非常に興味深い作品である。

弟の頭が爆発的に優れているようなのは、いまひとつ理解できないものもあるが。遺伝子なんてどこで勉強したんだよ。

曲者の小日向のおっさんが、今回は、ナイスガイなオヤジを演じる。ただし、20年前想定の若作りメイクは、あんまりな姿で失笑を禁じえない。

加瀬亮は、いんちきパンクスと違って、いつもの加瀬亮のイメージに近い。

渡部篤郎は、相変わらず異常者の役が上手い。

お勧め度:☆☆☆ 四畳半フォーク歌手度:☆☆☆☆ 俺度:☆☆☆