夏美は19歳のギタリスト。同じバンドのボーカルの薫が自殺してしまう。
夏美をスカウトにきた芸能プロダクションの兄ちゃんと真実を探す。
ミステリーの要素が強いのかと思ったら、青春ストーリーだった。
話は、一人称の夏美の章と三人称のプロダクションの兄ちゃんの章が交互で進む。
それぞれの視点の、それぞれの青春。
作者は男だが、本作同様女性を主人公で書くのがほとんどのようだ。
男が書いて変なところ無いのかなと思ったが、そこらの書評などは概ね好意的である。
ストーリー自体は、たいしたことはないが、その他の脇役も魅力的なキャラクターが揃っている。
雰囲気を感じる作品か。
お勧め度:☆☆☆ ロック度:☆☆☆ 俺度:☆☆☆