1月10日(土) 21:35~ TOHOシネマズ川崎5
料金:1200円(レイトショー料金) パンフレット:未確認

『チェ 28歳の革命』公式サイト

キューバ革命の英雄チェ・ゲバラの伝記。2部作の第一部。ベニチオ・デル・トロ兄貴が、25キロ減量して10歳以上実年齢より下の役に挑む!

チェ・ゲバラがテーマ、監督が何を作るかわからんスティーブン・ソダーバーグなので、割かし波乱万丈な派手な話なのかと思ったら、山岳部で地味にゲリラ戦を続けるのだった。これだけで、チェ・ゲバラのカリスマ性を感じるかと言ったら否だ。優秀な下級将校にしか見えない。
革命成功後の国連でのスピーチが、時折織り込まれるが、ここでは口の立つ演説家の一面が描かれている。
カリスマ性を感じたのは、ゲリラ兵士が、政府軍の奴の高級車を盗んだのに対して、「返しに行け!」と怒り狂ったところだけだった。

穿った見方をすれば、社会を変えるためには、暴力革命が必要だと主張しているような雁屋哲的な作品でもある。
「オーシャンズ」などという愚作を撮り続けるソダーバーグにそんな意識はないだろうけど。

キューバ、カストロ、チェ・ゲバラの最低限の知識が無いと、何がなんだかわからないだろう。一般常識レベルで十分だが。

お勧め度:☆☆★ ゲリラ度:☆☆☆ 俺度:☆☆★