11月15日(土) 16:35~ TOHOシネマズ川崎3
料金:1300円(川崎の金券屋で前売りを購入) プログラム:700円(未購入)

『櫻の園 -さくらのその-』公式サイト

1990年の映画を監督の中原俊が自らセルフリメイク。前作は見ていない。もともとは吉田秋生のマンガが原作。
女子高生がチェーホフの芝居を上演する話だが、前作は開演2時間前の話であったのに対し、本作は2ヶ月くらい前からの話になっている。登場人物の名前も異なっているので、正確にはリメイクではないか。

容易に想像できるように、学校側から辞めさせられそうになったり、主人公の情熱が薄れてきたりと問題が発生するが、それを克服して上演に漕ぎ着けるという話だ。物語の最後は、上演直前で終わるので、つまらん劇中劇を見させられる心配は無い。

映画としては可もなく不可もないという中途半端な印象。ヒロインが骨格がよく、図太い声なので、魅力を感じられなかったのが、最大の問題だ。悪人が一人も出てこないというのも如何なものか。
ただ、陸上部の全校のアイドルの大柄な娘が、ナイスガイ(?)としか表現しようがない人格者。こいつは素晴らしい奴だ。

大杉漣が、人柄の良い用務員で出演。まったく、よく出てくるオッサンだ。
上戸綾が、主人公のボーイフレンドのバンドのボーカルとして、チョイ出演。歌を披露している。

お勧め度:☆☆★ 大杉用務員度:☆☆☆ 俺度:☆☆