ノーカントリー

2008年3月16日（日）　16：40～　日比谷スカラ座
料金：1480円（有楽町の金券屋で前売り券を購入）　パンフレット：600円

『ノーカントリー』公式サイト

コーエン兄弟の新作だ。久しぶりのスリラー？

かなり客を突き放している感じの作品で、誰が主役だか解らない。
なんせ、大活躍していた奴が、シーン暗転でいきなり倒れている。また、自信満々の奴は瞬殺されるし、最後の終わりは唐突だし。

まあ、妙ちくりんな髪型のストイックな殺し屋が大活躍する映画、というのが正しい表現であると思う。生身のターミネーターだ。

武器が、派手な音を出すもので、しかも情け容赦なくぶっ放すので、かなり五月蝿い映画だ。ほとんど音楽は無し、ブヴァ～ンとかいう音ばかり。何人かの客は、「来るぞ。来るぞ。」というようなシーンの時、構えて耳を塞いでいた。

アカデミー賞を取る作品かと問われれば、俺にとっては、「アメリカン・ビューティー」と共に不思議である。

個人的には、気に入ったがね。

お勧め度：☆☆☆　佐々木度：☆☆☆☆　俺度：☆☆☆★

佐々木というのは、知り合い。映画の殺し屋と髪型が同じ。あの髪型は、実在する！！

主役級の３人のうちの一人、現金ネコババの逃亡者には、ヒース・レジャーにオファーがあったそうだ。（出典：IMDb）

予告編

↓原作

血と暴力の国 (扶桑社ミステリーマ 27-1)