2022年12月13日(火)
unext 



コーマン先生に非ずのコーエン先生作品

「エクシスト」で始まったオカルトブーム時に公開された十把一絡げのオカルトホラーの一品であるが、コーエン先生の作品であり、素敵な造形のitの姿から少なからず期待していたのだが、呆れるほどのトロい演出のため、退屈極まりなく、大いにガッカリだ。医者だけでなく、母親も惨殺して生まれるかと思いきや、へその緒を自分でかみちぎったくらいで、殺したのは医者と警官の一部にすぎず。最後は、なんか生意気な父親に守られている始末。そもそも素晴らしい造形のitはほとんど姿を現さない。バスケットケースの兄貴くらい登場させろよ。
一応、この凶暴な赤子は、薬害の被害者のようであり、隠蔽しようとっする製薬会社に対する批判は感じられる意外と真面目な話かもしれないが、折角の造形を生かしていないのでダメだ。

推奨後:☆★ 火炎放射度:★ 俺度:☆