2012年4月5日(木) 21:10~ ユーロスペース1
料金:1200円(会員料金) パンフレット:600円(買っていない)

『RIVER』公式サイト

蓮佛美沙子が好きなので、明日終了ということで、慌てて観に行ったのだが、無理することも無かった。

秋葉原の通り魔の事件で恋人を亡くした蓮佛さんは、3年ほどの引き篭もり生活後、彼の見てきたものを感じたいと秋葉原を徘徊する。

このハンディキャメラの長回しで撮っている映像が、もの凄く眠い。

冒頭のタイトルが出るまでの蓮佛さんの徘徊するさまは、これが最後まで続くかと思った。
いくら蓮佛さんが好きでも耐えられない。

最後の蓮佛さんのアップも長くて辛い。
いくら好きでも耐えられん。

秋葉原では、色々な人間と知り合うのだが、故郷が3.11の被災地である青年が出てくる。
親と決裂し東京に出てきたという青年、蓮佛さんが故郷に帰ることを促す。
帰った彼は、延々と瓦礫の場所を歩き続けるだけだ。
蓮佛さんは、何か答えが見つかったようで、人生を新たに進み始める決意をするようだが、青年は被災地を歩き続け泣くだけで、その後の展開が見えてこない。この男は、何のために出てきたのだ。

作品の好き嫌いはともかく『余命1ヶ月の花嫁』や『軽蔑』という判り易いものを撮っている監督だが、いったいこの作品は何をしたかったのだろう。

ぶれまくる画面は、ラースのドグマかよ!

お勧め度:☆★ 長回し度:☆☆☆☆ 俺度:☆★

蓮佛さんの公式サイト