百番目の男 (文春文庫)

  • 作者: ジャック カーリイ
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2005/04
  • メディア: 文庫



動機が変だと聞き読んだのだが、メッセージの謎が変態だの間違いだった。

変態サイコ炸裂の後半は面白いのだが、悪戯に登場人物が多く、風景の描写がクドイので、なかなかページが進まない。

主人公の刑事の兄が、ハンニバル・レクターのような奴で、事件の解決に協力するのだが、あまり魅力的な人物でない。

連続殺人で男が何人か殺されるのだが、とうてい100人でなく、何が100番目の男なのか判らない。

枝葉を削って映像化すれば、結構面白いかもよ。

シリーズとして後続があるのだが、多分読まないだろう。

お勧め度:☆☆★ 変態度:☆☆☆★ 俺度:☆☆