2011年11月30日(水) 20:50~ 銀座シネパトス3
料金:800円(ラスト一本)


戦後猟奇犯罪史【DVD】

  • 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
  • メディア: DVD



DVDが出ているとは!

銀座シネパトスの「生誕70年 川谷拓三映画祭 3000回殺された男の美学」の一本。まずは、映画館発行のチラシから当作品の解説を引用。

<引用開始>
当時人気の土曜夜生ワイドショー『テレビ三面記事ウィークエンダー』。名レポーター泉ピン子が三つの犯罪事件をレポートする。拓三は連続婦女暴行犯・大久保清を映画という虚構の中で熱演。その壮絶な演技はこの3話においてついに悲鳴を上げる。
<引用終り>

石井輝男先生の「明治大正昭和 猟奇女犯罪史」とコンセプトが同じ。実際の事件をオムニバスで綴る。
先生の作品と異なるのは、話の合間に泉ピン子がレポートするのと、犯人が実名でないところ。話も脚色があるのだろう、先生の作品が意外にまともなのに対して、こちらはかなり異常である。

第一話。室田日出男が全国を詐欺と殺人で回る男。誰がモデルかピンと来なかったが、「復讐するは我にあり」のようだ。日出男が全般的に気持ち悪すぎて素敵。最後、指名手配顔を覚えていた凄い不細工な少女に通報されて逮捕なのが笑える。
第二話。克美茂の話。すごく短い。蔑ろにされているほど短い。
第三話。拓ボンの大久保清。警察の取調べで、インテリを気取っていた拓ボンも、ある尋問の一言から、変な妄想をし、股間に手をいれ大暴走。これも気持ち悪すぎて素敵。前半の牧歌的な音楽と後半の哀愁漂う音楽も、この話の異常さをドライブする。オムニバス中、一番の力作!?

しかし、全編とも出てくる女優は「ウィークエンダー再現フィルム」レベルだ。

拓ボン演じる大久保清改め久保清一が殺害した女性の最後の人の名が大山伸代さんだった。

小学校の時、低学年の教室で「大久保潔」という名の少年の絵を見かけた。彼は、どのような人生を過ごしただろう。年代が違うとも流石に著名なので、ただではすまなかったと思うのだが・・・。

お勧め度:☆☆ 女優再現フィルム度:☆☆☆☆ 俺度:☆☆