2011年11月27日(日) 18:40~ TOHOシネマズ川崎2
料金:0円(シネマイレージカード ポイント利用) パンフレット:未確認

『新少林寺/SHAOLIN』公式サイト

新とあるように李連杰の「少林寺」のリメイクではない。主人公は、オッサンであるアンディ・ラウだし。が、何に対する新なのかは知らない。ちなみに、李連杰の「少林寺」を観ていなかったりする。空手映画好きの癖に。

本作は、殺戮征服三昧だった将軍が改心し、殺戮征服三昧の元部下と戦う話。古典的なテーマでありがちな気もする。特に代表的なものが思い浮かばないが。

が、この極めてオーソドックスなスタイルが何とも昔の娯楽映画の重厚さでいい。

熊欣欣さんなど、アクションの人も忠実しているので、それも素晴らしい。アンディ・ラウは、カンフーのイメージがあまり無いが、あの「マッスルモンク」はじめ多数に出演しているので、熊さん以外とはほぼ遜色ない技を披露。ニコラス・ツェーのアクションは、既に信頼すべきものであり、今回は奴にしては珍しく悪役を熱演している。
ジャッキー・チェンは、少林寺の厨房係ということで、正統カンフーでないが、まるで「ベストキッド」のように、鍋や麺打ち棒(?)操作の応用で、小粋なアクションを少々披露。

全軍壊滅みたいな終わり方をするので、いまひとつカタルシスがないけれど、満足のいく一本だ。

熊欣欣さんは、全く衰えていないなぁ。

少林寺の一番弟子の人が、仁矢兄さんと大鎧状態で息絶えるのは感慨深い。気になる人は、「男大空 4 (MFコミックス)」をどうぞ。

「イップマン」のほうが好きだが、「孫文の義士団」とは同レベルに気に入った。

お勧め度:☆☆☆★ 壊滅度:☆☆☆☆ 俺度:☆☆☆☆