2011年11月16日(水) 18:45~ シネマヴェーラ渋谷
料金:1000円(会員料金)



シネマヴェーラの「内藤誠レトロスペクティブ」の一本。まずは、映画館発行のチラシから当作品の解説を引用。

<引用開始>
「心は貴族」を信条に、野良猫グループを率い新宿界隈を制する「13階段のマキ」こと日向真樹の活躍を描いた梶原一騎原作の劇画を映画化。いつでも13がついた服を着て、真っ赤なヌンチャクを華麗に操るマキ役の志穂美悦子はさすがのカッコよさ。悦ちゃんの歌手デビュー作となった主題歌(「どうせこの世は13階段。人はいつかは死んでゆく~♪」)を聴き逃すな!
<引用終り>

なかなかカッコいいポスターなのだが、実際の悦ちゃんの服は、シャツに大きく13とプリントされていて、それをパンツにインして、でかいベルト締めているので、時代といえば時代だが、まあ少しカッコ良くない。

極めつけは主題歌で、ヤケクソという言葉がぴったりな唄い方だ。長淵に指導受けて上手くなったのだろうか。

ヤクザたちは、刀は持ち出したが、銃を使わない潔さなので、悦ちゃんが何十人ものヤクザを一人で倒す。一部、変身忍者嵐の協力あり。なので、悦ちゃんのアクションは見ごたえあり。ヌンチャク捌きが上手い。後ろ回し蹴りが華麗だ。

残念なのは、名和宏の悪役以外冴えないところだ。安部の叔父貴もいないし、日出男は出てくるが役柄が情けない。

悦ちゃんが、殺人拳式千葉呼吸法で稽古を始めたと思ったら、回想シーンで千葉ちゃんが兄貴役として登場。

お勧め度:☆☆★ やけくそ度:☆☆☆☆ 俺度:☆☆☆