2011年10月29日(土) 16:00~ TOHOシネマズスカラ座
料金:1650円(チケットフナキで購入した前売り1250円+3D料金メガネ付き400円) パンフレット:未確認

『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』公式サイト

3D方式が同じTOHOシネマズの日劇や川崎で使われているmasterImageでなく、ソニーデジタルシネマ3Dだそうだ。鮮明に見られないというので、今回もメガネを購入。微妙にメガネのデザインは違った。masterImageとかけ替えて試したりはしなかった。

アレクサンドル・デュマの有名すぎる原作は、大昔150ページくらいで挫折した。

全二巻の結構な長編であるのだが、2時間弱の簡潔でテンポの良いアクション映画と処理されていた。

フランスの特命で飛行船の設計図を盗みだした三銃士だが、イギリス人のオーランド・ブルームに掠め取られてしまう。そのオーランド・ブルームが、平然と飛行船でフランスに現れること。
ルイ13世の妃を追放しようと陰謀を巡らす枢機卿が、ダルタニアンらの活躍で陰謀が阻止されるが、どういう訳か追放もされず、何のお咎め無しなこと。
きっと深い理由があるに違いないのだが、何の説明も無いので、あまりの謎で困ってしまう。やはり、ルイ13世がバカだからなのだろうか。

もう少し長尺にして、この辺を判りやすくしたり、ダルタニアンやルイ13世の成長を深く描いたり、少しはドラマ部分の強化も欲しかった。

しかし、監督がポール・W・S・アンダーソンであることを考えれば、ドラマ部への期待は贅沢というものなので、アクションと映像で満足とする必要があろう。

3D効果は、実写にしては上出来の部類。飛行船の空中戦は、ちょっとおもちゃっぽいかも。
ダルタニアンの最後の決闘の結末も何だかな。
上空どこから転落したのか知らんが、気絶しただけのミラ・ジョボヴィッチの強健さにも呆れる。ま、おかげで続編がある訳だ。

お勧め度:☆☆★ ルイ13世アホ度:☆☆☆ 俺度:☆☆☆