2011年10月16日(土) 19:20~ TOHOシネマズシャンテ1
料金:0円(フリーパス) パンフレット:未確認

『ミケランジェロの暗号』公式サイト

TOHOシネマズのフリーパスポート鑑賞。28本目。

第二次大戦中ウィーン。画商を営むユダヤ人一家。かつての使用人の息子で家族同然に暮らしていたルディが訪ねてくる。歓待する一家の息子ヴィクトル。ヴィクトルはルディに、秘密裏に保管しているミケランジェロの絵を見せてしまう。
戦況が悪くなり、ナチスに侵攻されたウィーン。ユダヤ人財産は没収だ。ミケランジェロの絵だけは、贋作などで目くらまししたが・・・。ナチスについたかつての親友ルディとヴィクトルが絵を巡って対立する。

「暗号」というタイトルから、ちょっと地味なサスペンスかと思いきや、テンポのいいスリラーだった。

が、若干不満。

隠し場所が容易に見当がつく。伏線を見せすぎ。それに気がつかないルディは阿呆過ぎ。

爺さんの遺言みたいなのが隠し場所を示す暗号だと思ったのだが、観ている内に暗号を忘れた。最後にもう一回出てくると思ったのだが、ヴィクトルの野郎、教えてくれない。隠し場所と暗号を紐付けてくれよ。「暗号」がタイトルにあるのだから。(原題に暗号なんて無いから、きっと重要なテーマじゃないのだろう。)

連合軍にヴィクトルの訴えだと言われルディとして収容所入りするヴィクトルだが、嫌疑は晴れてヴィクトルとして社会復帰。それって、ルディがヴィクトルを名乗ってヴィクトルをルディとして訴えた筈なのだが、ヴィクトル釈放後ルディは何で捕まらないの?ルディは別の名前名乗ったの?(この件に関しては、釈放後ヴィクトルはルディを訴えなかった。ミケランジェロの絵の奪還の作戦があるから。という理解をしておく。)

ということで、快調だったのだが、隠し場所がショボいのと、終わりが駆け足の強引な感じで、物語の終盤でちょっとガッカリ。概ね満足なのだが、少しばかり残念だ。

お勧め度:☆☆☆ 暗号度:☆★ 俺度:☆☆★