2011年10月15日(土) 15:00~ TOHOシネマズ川崎6
料金:300円(フリーパス+3D料金(メガネ持参)) パンフレット:未確認

『一命』公式サイト

TOHOシネマズのフリーパスポート鑑賞。25本目。

海老蔵で時代劇で3Dもないだろうと思ったのだが、三池なら何かギミックがあるかと見てみたら、効果は冒頭のタイトルと秋の紅葉のシーンだけだった。

三池らしからぬ演出で手堅いのであるが、丹波先生も出演されているオリジナルには、遥か及ばないと予想されるレベルだ。いや、オリジナルは観ていないのだがね。

話の内容は、オリジナル同様のイデオロギーの対立、寧ろ「切腹反対!」か。いや、オリジナルは観ていないのだがね。

そもそも、役所は介錯を買って出るなど、所謂武士道に則った行為に終始しており、瑛太は切腹するから三両くれといったようなあさましい根性であって、どう考えても役所側に落ち度はない。家族守るためなら悪徳商人から三両盗みでもしろ。
強いて言えば波岡など若造3人の傍若無人な振舞は問題なのだが、どこでその行為がばれたのか海老蔵に三人は髷を切られ成敗されてしまう。
その上役所の所に殴りこみをかける海老蔵ったら、そこは西麻布でないぞ。

で、竹光でも100人くらいの侍と堂々と渡り合う海老蔵。私生活での数々の武勇伝は嘘であるまいと思わせる強靭さ。阪神鳥谷に秒殺とか例の件とかもあるけど。いずれにせよ結局、役者としては、海老蔵を高く評価する。
瑛太の竹光切腹シーンは、三池らしくねちっこくて不快で嫌な感じだ。
波岡は、やはり嫌な奴の役のほうが似合っているなぁ。あの小生意気そうな顔は。
竹中が出ていたそうなのだが、どこにいたのか、まったく思い出せない。

3Dは、本当に不要。

お勧め度:☆☆★ 3D度:☆ 俺度:☆☆★