2011年7月23日(土) 15:45~ 三軒茶屋中央劇場
料金:1300円 パンフレット:非売


ランナウェイズ [DVD]

  • 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
  • メディア: DVD



『ランナウェイズ』公式サイト

観たかったのだが、何となく行き難いシネクイントでの上映だったので、躊躇しているうちに終了してしまった。が、三軒茶屋中央劇場で、これも見逃した「ウッドストックがやってくる」との二本立て上映。尻が痛くなるが、ラッキーと行って来た。劇場は、何故かいつもの2倍くらい客が居た!しかも、高齢者御用達映画館なのに、比較的若い!こちらは中年、あちらは老年対象の音楽なのに。

レコード会社が同じだからか、「R&Rは、Rock and Rollでなく、これからは、Ramones and Runawaysだ!」という無理やりな売り出され方をしたが、ラモーンズが日本で受けないのに対して、少女バンドのランナウェイズは、日本で大ウケした。日本でウケたバンドは、クイーン、チープ・トリック、ジャパンと世界で成功するのだが、彼女らは、世界ではブレイクすることなく終了してしまった。

当時のボーカルのシェリー・カーリー(ダコタ・ファニング)の自伝を元に、ジョーン・ジェット(クリステン・スチュワート)がプロデュースした本作は、どこまで真実かは知らないが、「そうだったのか。」と、バンドの存在を知る連中には興味深いが、知らない人間には、ただのロックバンドの失敗のドラマに過ぎない。つまりは、女優のファンでもない限り、面白くない。まあ、知らない奴らは、無理に見るなよ。

同じロックバンド映画なら、「バンディッツ」や「スティル・クレイジー」のほうが、はるかに上出来だ。

しかし、役者はなかなか良く。ダコタちゃんは、照れて下手なところから、かなり巧くなっているところまで、歌い分けているように頑張っている。
クリステン・スチュワートのジョーン・ジェットぷりは、噂に違わずそっくりだ。ランナウェイズの時も、後のブラックハーツも。

劇中のカメラマンは、事実だと篠山紀信のようなのだが、容姿は似ていなく、紀信先生がそのような撮影をするのか知らないのだが、「いいよ~。いいね~。」とか、頭が悪そうなので、きっと別人だろう。

シェリー・カーリーが、ボウイが好きで、口パクコンテストで優勝したなんて知らなかった。客から物を投げつけられているのだけど。

お勧め度:☆☆ ジョーン・ジェット度:☆☆☆☆ 俺度:☆☆☆