漆黒―孤拳伝〈2〉 (中公文庫)

  • 作者: 今野 敏
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2008/12
  • メディア: 文庫



主人公は、闇格闘技に出場するようになり、傭兵あがりの男との戦いで、ダークサイドに堕ちてしまう。
しかし、華僑の爺さんに、簡単に叩きのめされ、何かを求めて旅に出る。
戦いしか求めない生気の無い目をしていた主人公だが、伊賀や柳生を修行するものとの闘いや生活を通じて何かが変わる。

脇役が魅力的だ。
一番魅力的なのは、傭兵あがりが道場破りに向かう空手道場の師範。
師範は傭兵との戦いに敗れるのだが、最終的には、傭兵もダークサイドから解放され、師範の弟子となる。

技の説明などは、何度も同じことが書かれているのはくどいなぁ。

お勧め度:☆☆☆ 武術度:☆☆☆☆ 俺度:☆☆☆☆

関連記事
復讐―孤拳伝〈1〉
特殊防諜班 組織報復
黒いモスクワ―ST警視庁科学特捜班
特殊防諜班 連続誘拐