2010年12月26日(日) 18:55~ TOHOシネマズ日劇1
料金:1700円(有楽町の大黒屋で前売り購入+差額100円) パンフレット:未確認

『トロン:レガシー』公式サイト

当初評判は悪かったが後年カルトとも言われた「トロン」。
そうとう昔にビデオで観た。何とも妙ちくりんだが、結構良かった記憶がある。

で、本作はリメイクでなく、20うん年たってからの続編。
前作の主人公のジェフ・ブリッジスは、再び登板。電脳世界に残っている設定であり、若い顔のジェフ・ブリッジスも登場。素晴らしいCG補正技術だ。正確には、コピーが年をとらず、本物は電脳世界の中でも加齢している。

コンピュータ・システム自体は、設置場所のゲームセンターが閉ざされたままだったため、20年前と同一だと思われるのだが、処理能力がいつの間にか格段にアップしたのだろうか、電脳世界がとんでもない程広がっている。
ついでに入出力装置が、20年前にはあり得ないものだ。
しかし、セキュリティ・システムに関しては、相変わらず甘い。そもそも守衛が一人しかいない会社などあるのだろうか。
相変わらず、コンピュータ関連の設定に関しては、どの映画もなっていない。

ストーリーのほうだが、確か割りと単純な話だった前作に比較して、電脳世界題材としては、ありがちな複雑もどき設定でありがちな複雑もどき広がりをみせていて、相当にかなり気に食わない。

映像のほうは、前作と比べるも無い進化を見せているが、3D効果が例によってあまり無いのが残念だ。冒頭に一部2Dで撮影していますとか、言い訳をいきなりしているし。

3D効果は、直近では「怪盗グルーの月泥棒」が一番だ。

愛すべき珍品であった前作に比べて、凡庸な超大作に成り下がったという感じだ。

お勧め度:☆☆ 3D効果度:☆★ 俺度:☆☆★