2010年8月14日(土) 16:50~ 銀座シネパトス1
料金:1300円


太平洋の翼 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • メディア: DVD



銀座シネパトスの「夏休み特撮映画特集 戦争映画編」の一本。まずは、映画館発行のチラシから当作品の解説を引用。

<引用開始>
太平洋戦争末期、選挙区打開のため日本海軍は最新鋭戦闘機「紫電改」の量産を決定。千田を隊長とする部隊編成に、硫黄島、ラバウル、フィリピンなど各地から優秀な搭乗員を終結させた。東宝特撮絶頂期の空中戦・戦艦大和の出撃などが空前絶後のスケールで描かれる。
<引用終り>

紫電改部隊の司令に三船敏郎。硫黄島からの隊長は、夏木陽介。ラバウルは、佐藤充。フィリピンは、加山雄三。
夏木陽介は、いつもの高校教師みたいなキャラクター。佐藤充って人は、東映の役者だとばかり思っていたのだが、元々東宝なんだな。でも役どころは、東映のキャラと同じ。加山雄三は、「歯を食いしばれ。」とかビンタするし、いつもの若大将なキャラクターではない。能天気とは対極の人物である。

ミニチュアが精巧で、それを眺めているのが楽しいが、話に一本筋が通っていない感じがし、ミニチュアばかり見ていても、少しばかり退屈であり、何度か気を失ってしまった。おかげで、加山雄三の最後のシーンを見逃した。

部隊は壊滅後、広島に原爆が落とされたとテロップが出て、終戦後の子供が遊ぶ海辺で、三船の平和への願いのナレーションで終了。

単純な戦争アクションかと思っていたが、そういう作品ではなかった。

佐藤充の部下で渥美清が出ている。

お勧め度:☆☆★ ミニチュア度:☆☆☆★ 俺度:☆☆★