2010年6月6日(日) 15:50~ TOHOシネマズ シャンテ2
料金:0円(シネマイレージカード ポイント使用) パンフレット:未確認

『ローラーガールズ・ダイアリー』公式サイト

「息もできない」で心身ともにグッタリした後は、安心のハッピーエンドが保障されているスポーツ系映画。

親のいいなりで、田舎のミスコンに出続ける女子高校生ブリス。
ある日ローラーゲームを見たブリスは、何か惹かれるものを覚え、年齢を偽って入団テストを受験、ずば抜けたスピードから入団となった。
親には内緒でプレイし続け、新人王になるほど活躍するのだが・・・。

極めて予想通りに話が進む、期待通りの作品。決して期待以上ではないけれど。

ローラーゲームは、1970年初頭に流行っていたもので、東京ボンバーズとアメリカチームの戦いを東京12チャンネルで放映。当時の子供には大ブームだった。30分ハーフだが、30分は15分女、15分男のそれぞれのチーム戦だったはず。あれ、最後は男女ミックスだったかな?
本作は、男チームは出てこない。

ルールに関して書く。チーム5人がグルグルとリンクを走り回る。走り回るのにゲームがあり、ジャマーと呼ばれる走者が、対向するチームから1名づつ選出。各チーム4人が守備陣として、ジャマーの前をすべり、ジャマーはそれを抜かなくてはならない。肘打ちなどブロックすることが可能で、ジャマーや相手の守備陣の妨害が可能。ジャマーは一度、守備陣を抜いてから、2週目に相手チームの選手を抜くと一人につき一点。ジャマーが腰に手を当てると、そのゲームは終了。相手チームのジャマーより先に守備陣を抜き、腰に手を当てることだ。

判り辛いと思うが、映画では、入団試験でコーチが絵に描いて教えてくれる。
ただ、手を腰に当てるとゲーム終了は、映画で説明が無かった気がする。映画では、忠実に再現されていたけど。

日本での放送は、東京ボンバーズが正義で、LAサンダーバーズ(だったか)が悪役だった。どこのスタジアムのロケだったか判らない。日本ではないことは確か。当時の東京12チャンネルは、そんな番組制作できないもの。どこか日系人が多く住む地域だったのだろう。アメリカ本土の放送内容は知らない。ボンバーズが悪役だったんだろうけど。

10中8,9ボンバーズが最後に大逆転。八百長とわかっていても面白かった。ワックスでつるつるにした廊下で、ローラーゲームごっこをやったものよ。

映画の試合のシーンであるが、引いた映像が少ないので、ゴチャゴチャして少し判りにくいかもしれない。
どこまで本人が滑っているか知らないけど、技術を誤魔化すために、近くの映像にしているのかなと思ったりした。とは言え、かなりのスケーティングだと思う。ドリュー・バリモアも含めて。

そのドリュー・バリモアの初監督作品。彼女のイメージ通り。脇役でも期待通りの活躍。まずまずの出来栄え。
2作目は、「オズの魔法使い」の続編との説。

お勧め度:☆☆☆ 八百長度:☆☆ 俺度:☆☆☆